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惑星名と五行説~水・金・地・火・木

何で、水星・金星・地球・火星・木星の順に名前が付いているのだろう。
冥王星の騒ぎのときに、前から疑問に思っていたことを調べたくなった。
確か「五行説」に関係があると聞いていたので、インターネットで検索。

◆五行説の概要
「五行説」は中国古来の思想。
この世は『木・火・地・金・水』とそれらの相互関係で構成されるというもの。
わが国の文化や風習にも大きな影響を与えている。

「五行説」では、それぞれに色と季節と方角を対応させている。

  □木-青    春  東
  □火-赤(朱) 夏  南
  □地-黄    土用 中央
  □金-白    秋  西
  □水-黒(玄) 冬  北

「土用」は、各季節の終りの18日間(立春、立夏、立秋、立冬の前)で、年4回ある。

この中、夏の土用の期間は暑さで食欲も落ち、ウナギも売れない。
平賀源内が頼まれて、<本日土用丑の日>という看板を店先にかけたら大繁盛。
以来、土用丑の日にウナギを食べるのが行事にまでなった。

また、「青春」ということばも「五行説」に由来する。
鯉のぼりの吹流しも「五行説」の五色である。
キトラ古墳の壁画も、東は青龍、南は朱雀、西は白虎、北は玄武(亀+蛇の聖獣)である。

◆惑星の名前と「五行説」
「五行説」を逆順に割り振って、惑星の名前が付けられた。
5個は、『水・金・地・火・木』で、残り3個は、『土・天・海』と続けられた。
『冥』は、1930年に追加され、つい先日惑星から除外された。