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世相:白鵬、横綱ならず

大相撲秋場所、期待の大関白鵬は横綱を逃した。
やはり、プレッシャーに勝てなかった。
生まじめな性格も裏目にでたかも。

 ◇ ◇ ◇

このところのマスコミの報道にも問題がある。
あらかじめ予想や期待を作り上げ、それを記事にしてあおっていく。
サッカーのW杯のとき、ひどかった。

解説者には「ヨイショ」を言わせ、
まるで、優勝でもするかのような雰囲気を演出して報道を続けた。
結果はあえなく予選敗退。実力相応ではあったけど。

白鵬の横綱期待報道も同じく。
机上のシナリオでは、順調に星をあげて勝ち進む、となる。
一方、当人は連日真剣勝負で、やってみなければ分からない。

相撲協会も、名古屋場所では朝青龍に独走を許したとして、昇進に「待った」をかけた。
正論ともいえるけど、秋場所、白鵬の調子の狂って思惑がはずれた。
また数場所は横綱一人、興行的には大きな痛手となった。

 ◇ ◇ ◇

綱取りのプレッシャーに勝てなければ、横綱になってからのプレッシャーにも勝てない。
白鵬は横綱としての実力も風格も十分に備えていると思う。
白鵬ガンバレ! マスコミや横綱審議会をぶっ飛ばせ。横綱手形を早く分捕れ。

◆一首献上:
   <横綱を 作り損ねた 大相撲 名古屋は「待った」 秋は「肩透かし」>

◆もう一首献上:
   <白鵬は 越すに越されぬ 横綱峠 自分の手形じゃ 関抜けられず>
   (関所=大関を抜けるには、自分で手を紙に押した手形ではなく、協会のお墨付きの手形が必要ですよ)