« 童謡・唱歌:『朧月夜』 | メイン | ぶらぶら長崎:第2回長崎紀行 »

童謡・唱歌:『雨ふりお月』

 『雨降りお月』  野口雨情作詞 中山晋平作曲 1922年(大正11)

雨ふりお月さん 雲のかげ
お嫁に行くときゃ 誰と行く
ひとりでからかさ さして行く
からかさないときゃ 誰と行く
しゃらしゃらしゃんしゃん 鈴つけた
お馬にゆられて 濡れて行く

急がにゃお馬よ 夜が明けよ
手綱の下から ちょいと見たりゃ
お袖でお顔を 隠してる
お袖は濡れても 乾しゃかわく
雨ふりお月さん 雲のかげ
お馬にゆられて 濡れて行く

 ◇ ◇ ◇

ふと口ずさむと、心が和みます。
いつ、どこで覚えたのか分かりません。
でも、なぜか深~く心に染みているのです。

そぼ降る雨、唐傘、霞むおぼろ月、
華やかな衣装、花嫁の白い顔、馬の鈴の音。
幻想の世界です。■