ぶらぶら長崎:京劇に出会う
思いがけず、京劇に出会いました。
3月18日(日)午後、ふらりと入った長崎歴史文化会館。
入場券を買うとき、京劇展が開催されていることを知りました。
通常展示の2階が600円、3階の京劇の企画展が600円。
「両方入場できるお得な券が900円でございます」と係の女性。
う~ん、京劇展か、どうしようかな。ま、見てみるか。(その程度の関心)
「2時から、京劇のワークショップがございます」とおっしゃる。
ともかく、3階をひと回りするとしよう。
京劇を少しは分かった気がした頃に、ワークショップ開始のお知らせ。
展示場の一角に並べられた椅子に腰掛けました。
ワークショップとは、京劇の役者がデモ演技と解説をしてくれる場、でした。
まず、2人の楽士が登場、ドラや二胡の演奏、すごい迫力。
ついで、メークアップした4人の役者が登場。
この方々は、このあとまもなく、ホール(140席)で「西遊記」に出演されるとのこと。
京劇における4役で、3人が男性、1人が女性。
女性の方が、きれいな日本語で各役柄を解説し、4人がデモを演じてくれました。
すぐ目の前で、迫真の演技。舞台を見るとは別のすばらしい体験であったと思います。
中国語なので意味は分かりませんが、それでも何かが心に伝わってくるのです。
すっかり感動して、舞台を見たくなりましたが、チケットは完売。
当初は人気が今ひとつだった公演が、しり上がりに好評を博していると、あとで聞きました。
ワークショップを体験して当然と思います。観て感動した人の口コミが大きかったのでしょう。
頭がくらくらと興奮して、2階の展示は通過しただけ。
1階のお土産ショップで数点買って、博物館を出ました。
ぶらぶら旅の貴重な思い出のひとときになりました。■