くるくる新発田:モーツァルトのグラスハーモニカ曲
4月16日(月)午前、「2楽章」でゆっくり。
マスターの『モーツァルト全曲CD集』が狙い。
このCD集はすごい。
2007.04.08
全623曲を170枚のCDに収録している。
オペラも入っているから、全部聴くには100時間以上かかると思う。
それをマスターは、もう数回制覇したという。
リクエストは、他では聴けないグラスハーモニカの曲。
曲名もK番号も分からない。
そんな曲があるとどっかで見たか聞いたかしただけ。
「そういえば聴いた」とマスター。
曲名一覧を探しても見つからない。
結局、10分以上かけて、マスターが見つけてくれた。
K617で、最晩年の曲であったのに驚く。曲名は、
『Adagio & Rond for grass harmonica, flute, oboe, & cello』
う~ん、長い。でも確かにグラスハーモニカが入ってる。
ちなみに、「魔笛」がK620、「クラリネット協奏曲」がK622、「レクイエム」がK626。
どこか、既に死への予感があったような時期の作品。
CD集では、フルートのグループで、K285の「クラリネット四重奏曲」などとの一枚。
◇ ◇ ◇
ヨーロッパの古い街の広場の高い石造りの建物。
その屋根の下部に刻まれた天使像が奏でる音楽。
天から降ってくるように聴こえました。
グラスハーモニカは、音階に合わせて水を入れたグラスを並べ、指でこすって演奏する。
管より絃に近い音色で、優しく響く。
こんな楽器の曲までも残してくれたモーツァルトは、まもなく人生を燃え尽きました。
【ここで一首】
<さながらに 天上の響き グラスハーモニカ 心いざなう モーツァルトの世界>■