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童謡・唱歌:『叱られて』

 『叱られて』 清水かつら作詞 弘田龍太郎作曲 1920年(大正9)

叱られて 叱られて
あの子は町まで お使いに
この子は坊やを ねんねしな
夕べさみしい 村はずれ
コンと狐が なきゃせぬか

叱られて 叱られて
口には出さねど 目に涙
二人のお里は あの山を
越えてあなたの 花の村
ほんに花見は いつのこと

 ◇ ◇ ◇

母に叱られて、
すぐ「ごめんなさい」といえばいいのに、つい云いそびれて、
母もつい興奮して、やがて事態は最悪の沈黙の膠着状態へ。

心の中では、早く謝ればよかった、と後悔しているのに。
そんな時、母は台所へ立って、この歌を唄っていた。
母も、言い過ぎたと反省していたのだと思う。■