ぶらぶら長崎:ヘイフリ坂から風頭山へ(上)
3月20日(火)午前、快晴、ヘイフリ坂入り口。
ここから風頭山(かざがしらやま)頂上まで17分と、崇福寺近くの案内図にあった。
よし、上って龍馬通りを下りてみよう。
皓台寺と大音寺の塀に挟まれた坂道を上りはじめる。
坂道を上りながら、考えた。
なんで『ヘイフリ坂』っていうんだろう?
(あとでネットで調べた:【ヘイフリ坂の由来】
1637年、諏訪神社の大鳥居を建てるのに、この坂から石材の風頭石を降ろした。
その際、運ぶ人夫を鼓舞するのに御幣を振った。それで『幣振り坂』。カタカナの理由は不明)
「→イネの墓」の表示が気になる。イネとはどんなお方だろう?
やがて石段が始まる。
ここは長崎、もう覚悟はできている。<序の口>
坂は、お墓の参道と上の住人の生活道路を兼ねており、幅が広く石段も整備されている。
そして「↑楠本イネの墓」の表示。<序二段>
しばらく上ると、「↑楠本イネの墓」の表示。<三段目>
ついに「楠本イネの墓」に到達。
「シーボルトゆかりの人々の顕彰碑」があって、三人の名が刻んである。
楠本イネさんは、シーボルトの娘で、日本初の女性産科医であった。
石段をさらに上る。<幕下>
ようやく墓所が終り、住宅街の坂道に出る。展望も開けて、港や街が見渡せる。<十両>
うっかり側溝に足をとられて、よろけてカメラを路面にぶつけた。ヒヤリ。
住宅の間のゆるい坂を左へ曲がると、「小川ハタ店」のところに出た。<幕内>
店内を拝見。ハタとは、長崎独特の凧。ハタ・シールとミニ・ハタを買って、600円。
もう風頭山頂上。■