童謡・唱歌:『紅葉』
♪ 『紅葉』 高野辰之作詞、岡野貞一作曲、1911年(明治44)
秋の夕日に 照る山紅葉
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓や蔦は
山の麓のすそ模様
渓(たに)の流れに 散り浮く紅葉
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
◇ ◇ ◇
日本の秋。
日本の風景。
日本の心。■。
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♪ 『紅葉』 高野辰之作詞、岡野貞一作曲、1911年(明治44)
秋の夕日に 照る山紅葉
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓や蔦は
山の麓のすそ模様
渓(たに)の流れに 散り浮く紅葉
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
◇ ◇ ◇
日本の秋。
日本の風景。
日本の心。■。
蛇は大嫌いである。
そもそも長い。 それに爬虫類だ。
その蛇と変な出会いをしてしまった。
◇ ◇ ◇
稲刈りの風景を撮るため、要害山の頂上へ向かっていた。
9月24日の11時頃で、日差しが強かった。。
ちょっと急な登りにさしかかったときのこと。
突然、坂道の上のところに、蛇が飛び出してきた。 けっこう長い。
首をもたげて、身をくねらせて、坂をざらざらと下りてくる。
ヒヤッとして、毒蛇がと一瞬思った。
このままでは、わが足許に来てしまう。
とっさに坂の右側のへりによけた。
噛みついてくるのか。。
しかし、蛇の様子がちょっとおかしい。
攻撃してくるというより、なんとかずり落ちるのを逃れようともがいている。
すぐ近くまで来て、敵はようやく身をコントロールできて、反対側の草むらへするりと消えた。
◇ ◇ ◇
あの蛇はきっと草の上で、日なたぼっこをしていた。
いい気持でいたところへ、突然侵入者が現れたので、思わず砂地の坂道に落ちてしまった。
寝ぼけてもがくほどに、ざらざらと滑り落ちて、すっかりあわてたのだと思う。
蛇は大嫌いだ。
けれども、あの蛇には、なにか悪いことをしたように思う。
向きあって、互いにあわてた時間と空間を共有したことに、妙に親しみを感じてしまうのである。■
このところベビーカーが電車のドアに挟まれる事故の報道が多い。
母親が赤ちゃんを抱き、ベビーカーをたたんで乗り降りすればよいという。
しかし、現実は荷物を持ったりしていて、母親には大きな負担である。
電車のドアを改良することも検討されている。
これはコストはかかるし、普及するにも時間がかかる。
ベビーカーにロボット機能などをつけるわけにもいかない。
◇ ◇ ◇
こうした問題に出会うたびに思い出すのは、コペンハーゲンで見た光景。
それは、1972年(35年前)頃、鉄道の駅の連絡地下道へ階段を下りていた時のこと。
何か人のかけ声がした。(たぶん、デンマーク語)
地下道に車椅子の人がいて、周りに4,5人が集まってきた。
それぞれが階段に荷物などを置くと、合図の声とともに皆で車椅子を持ち上げた。
そしてたちまちホームに運び上げてしまった。
そして何事もなかったように荷物を手にして、それぞれ歩き去った。十数秒間の光景。
いったい何があったのか、すぐには理解できなかった。
しかし、脳裏に焼き付いていて離れない。
◇ ◇ ◇
こういうサポートがあれば、ベビーカー事故などは防ぐことができる。
要は、他を思いやる心の問題である。社会の心といってもよい。
側に困っている人がいたら、すぐ手を貸してあげることに尽きる。
駅のアナウンスでも、乗客に繰り返しサポートを訴えるべきだ。
社会は、習慣的なものには、きわめて従順になる。
繰返すことで脳に刷り込まれ、誰かが実行するとそれに習う。
電車内での携帯電話のおしゃべりは、ほとんどなくなった。
混んでいる時の駅のトイレは、自然に一列行列になる。
エスカレータでは、片側を空けて乗る。
ボタンを押せば動くメカニズムに依存する社会は、もうほどほどにしたい。
声をかければ人が動く社会が、これからの優しい社会であると思う。
それにしてもコペンハーゲンで見た光景はうらやましい限りである。
【ここで一首】
(かなりの字あまりです)■
「浪漫館」では「ジャズテッド」の演奏。
サックス、トランペット、トロンボーン、ベース、ドラムス、ピアノ、そしてヴォーカルのバンド。
矢部華子さんのヴォーカルで「Love」を紹介。
■
10月6日(土)の夜、新発田でジャズの生演奏会が開催された。
料飲街である新道のスナックが会場。 当夜は三軒の会場を回った。
未完成、Base1、そして浪漫館で、各40分、20分、50分間鑑賞。
どの会場も。 主演バンドの熱演を存分に楽しむことができた。
関係者の方々に感謝。 今から次回が待ち遠しい。
ただ、できれば2日間に分けてもらえれば、余裕をもって会場を回れるのだが。
◇ ◇ ◇
「未完成」 では「エンターテイメント・ブルースショウ」の演奏。
ギター&ヴォーカル+ハーモニカのデュオ。
「Sunny Side of the Street」を紹介。
■
すばらしい秋の田園風景。
ようやく見つけたハサ掛け。
黄金色の稲の壁が秋の日に映える。
ここのハサは、田んぼの中に立っている。
ふつうはあぜ道などに作られる。
太陽の方向との関係で場所が決められたのか。
盆地のような1枚の田んぼと一張りのハサ。
まるで過去にタイムスリップしたような空間美。
つぎの秋も、いまひとたびの会うこともがな。
■
6日(土)夜のジャズ演奏会を目指して出かけた。
稲刈りの終わったHさんとお話するのも楽しみ。
稲のハサ掛けの季節なので、運がよければ巡り会えるかも知れないと期待。
◇ ◇ ◇
◆5日(金) 晴れ。出発。
上越新幹線は3連休の前日のせいか満席。長岡でガラガラになった5。
ホテル到着後、カメラのメモリ・カードの写真ファイルを約400枚削除。
このところ、三段階の露出で連写するブラケット機能を使うので枚数がかさむ。
「辰長」で夕食。ママ(超ベテラン)とおしゃべり。
「2楽章」が土・日が臨時休業と訊いて、立寄ってコーヒー。
スナックをはしごして、ホテルに帰る。午前様。
◆6日(土) 晴れ。
10時に親戚の車で、ハサ探しのドライブに出発。
途中で知合いの農家に寄って、また走る。なかなかにハサは見当たらない。
あきらめかけたときに、眼のいい親戚が『ハサ掛けだ!』
車を戻して近付く。徒歩で川べりからあぜ道を通って「ハサ」に到着。
みごとな「ハサ」である。(→ 速報写真)
秋の日差しの中に、くっきりと立っていた。カメラ連写。
親戚宅でひと休み。今度は奥さんの運転で、いっしょに市民交流センターへ。
そこで開催中の「食・職まつり」を、説明をしてもらいながら1周して、サヨナラ。
まつり会場からほど近い大連軒で、野菜炒め定食。ホテルに戻る。
ジャズ演奏会は、「未完成」、「Base 1」、「浪漫館」と回った。
19~21時なので、三箇所でもけっこう忙しい。
やはり生演奏はいい、実に楽しかった。
◆7日(日) 晴れ。
レンタサイクルで、下町(しもまち)にある「大倉喜八郎生誕の地」の碑へ。
市民交流センターの「食・職まつり」で、藍染め「泉屋染物店」の山田さんと15分ほど雑談。
Hさんとの約束の時間に合わせて西名柄へ20分のサイクリング。
Hさんは稲刈りが終わったところで、午前中は近くの川で魚釣りをしたとのこと。
このところお話ができなかったので、いろいろと質問を連発。
また、有機栽培のお米購入を申込み。帰りにナスとサツマイモとタマネギをいただく。
「食・職まつり」へ戻り、藍染め体験コーナーを見学。それからお菓子バイキング。
「宮村製麩所」の即売所で説明と試食を楽しんで、車麩などを購入。
いっぱいの荷物で、駅までサイクリングして自転車を返却。
ホテルでホームページ用のハサ掛け速報写真を選択、サイズ変更など。
夜は「和利館」で生寿司と生ビールで夕食。2軒回ってホテルへ午前様。
ホームページを速報写真で更新して寝る。
◆8日(月) 体育の日。激しい雨。
野菜などを宅急便で出して、ホテルをチェックアウト。
雨の中、「食・職まつり」へ。刀研ぎの実演を見学し、宮村の生麩と揚げ麩を購入。
「2楽章」でランチ。
寺町の福勝寺で高橋住職といろいろお話させていただく。約1時間半。
住職はいつももの静かで、じっくりと聞き役になって下さる。
福勝寺は曽同宗(禅宗)で、戦国の猛将・新発田重家の菩提寺である。
列車の時間の都合で「2楽章」に戻り、かつサンドと紅茶。
雨は相変わらず強かったが、歩いた範囲はほとんどアーケード沿いなので楽々。
17:07の白新線で帰路に。21:20に帰宅。今回の紀行はきわめて充実、収穫も大。■
9月24日(月)、加治・要害山に登る。
頂上の城跡からの展望は、季節の折々に絶佳。
秋晴れの空の下、ちょうど稲刈りの真っ最中。
下界は夏のような暑さであったが、頂上(160m)は涼しい秋風。
いっぱいに拡がる実りの秋の収穫風景を満喫できた。
こうした米作りの美しい風景は、後世に遺すべき日本の宝だと思う。
◇ ◇ ◇
写真に撮ると、光線の具合で、眼で見た色合いと変ってしまう。
特に、一面に黄色が拡がる田んぼのような撮影は難しい。
偏光(PL)フィルタが有効なようである。
また。露出もオート設定よりプラスに補正しないと、全体が暗くなる。
そこで、手軽なオートブラケット機能を利用した。一場面を3枚ずつ撮ることになる。
望遠を使うため三脚を持参。 斜面なので、田んぼに立っている無線塔を垂直の基準にした。
一眼レフ・カメラを使い始めて1年経った。
ようやく使い方にも慣れてきたところ。
写真の面白さと奥の深さを実感している。■