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2007年11月30日

大阪:法善寺横丁

打ち水の石畳、控えめな看板のお店の並ぶ細い横丁。
道頓堀のにぎやかさ、騒々しさとは別世界。
ほんの一角に残る浪花の和の小粋な街、法善寺横丁。

大阪はすっかり変っている。
心斎橋筋も道頓堀も、ダイナミックな若者文化の街に成り果てた。
それをかろうじて救ってくれるのが法善寺横丁。

◆被災と再興
法善寺横丁は数年前に火災に遭って、消滅の危機にあったとニュースで見た。
建築基準法、都市計画法、消防法などの規制がきびしく再興は危ぶまれた。
しかし、有志の方々が立ち上がり、支援の輪も拡がって、今の横丁ができた。

◆ゆっくりと
ずっと以前に訪れたときの様子はあまり覚えていないが、この雰囲気はすばらしい。
今回の紀行では、行き当たりばったりで訪れた。
飛び入りのお店は2軒ともおいしい料理をゆっくりと楽しませてもらえた。

◆もっと光を
ネットやガイドブックを探しても、法善寺横丁は目立たない。
横丁の紹介HPを作って欲しいものである。
一度行けば、また行きたくなる横丁なのだから。

2007年11月28日

京都:紅葉紀行 2007

紅葉の京都に出かけた。
25日(日)~27日(火)の2泊3日。
京都は観光客であふれていて、ホテルはずーっと満杯。

大阪に2泊して、昼は京都の紅葉、夜は法善寺横丁ということになった。
京都は25、6年ぶりか、法善寺横丁も20年ぶり位かと思う。
まずまずの紅葉の写真も撮れたし、浪花の味も楽しんで、よい紀行であった。

◆25日(日)晴れ
明日の予定を急きょ変更して、昼過ぎに出発。
京都は明後日から天気が崩れるという予報なのと、
大阪・心斎橋のビジネスホテルが、今日と明日だけ空き室あり、が理由。

新幹線「のぞみ」の自由席を並んで確保できた。 連休の終わりで人、人、人。
ホテルには、20時頃着。 一息入れて、歩いて道頓堀へ。
法善寺横丁で、生ビールとつくね鍋などで夕食。 宗右衛門町界隈を回ってホテルへ戻る。

◆26日(月)晴れ
8時半に出発、ラッシュ時の地下鉄御堂筋線で阪急梅田へ、さらに嵐山へ(9:45)。
渡月橋を渡って、天竜寺前から嵯峨野めぐりへ。 観光客の行列、タクシー、さらに人力車。
常寂光寺と二尊院は混み過ぎていたので拝観はパス。 落柿舎と百人一首公園に立寄る。

妓王寺の紅葉は未だ。 やや山陰なので遅いのかも。
化野念仏寺はやや空いていて、写真撮影。ここは黄葉。
帰り道、昼時の食事処はどこも満席、ようやくの店もご飯類は売り切れでキツネウドン。

嵯峨野を逃げ出して、京福電鉄で御室・仁和寺へ(13:30)。
ここは御室桜の名所であるが、紅葉は少々。
それでも人が少ないので、三脚でじっくりと撮影ができた。

五重塔を背景に、すばらしい紅葉。 撮影冥利につきる。
これで今回の紅葉紀行の目標を達成し、ホッと一息。
「たかが紅葉、されど京・紅葉」である。

嵐電、阪急、地下鉄で心斎橋のホテルに戻る(17:30)。
法善寺横丁の「鯛めしの銀家」(別途紹介)で、コンロ焼き、お造り、鯛めしなどを賞味。
日中歩いて、疲れていたので、まっすぐ帰って寝る。

◆27日(火)本曇り
豊臣秀吉の花見で有名な醍醐寺へ行くことにして、10時前に出発。
JR京都駅から地下鉄で醍醐へ。 雲が厚い。(12:45)
醍醐寺では、三宝院の庭園を拝観、金堂前で紅葉を撮影。

JR京都駅へ戻って、「ひかり」指定席で帰京(18:40)。
京都の紅葉は大混雑なれど、また訪れたくなる。 だから混む。
大阪の法善寺横丁も時々は徘徊したいと思う。

2007年11月27日

京都:紅葉(写真速報)

紅葉紀行で京都に出かけた。
名所の嵯峨野は、ものすごい人の波で、ゆっくり撮影などできなかった。
御室・仁和寺での紅葉が今年の紅葉写真となった。

こういう「紅」が撮れたから、1年目としては自己満足。
撮り方は、雑誌の紅葉特集号を参考にした。
紅葉の色合いと天気と時間と構図と露出設定などの組合せで、やはり奥が深い。

2007年11月21日

童謡・唱歌:『りんごのひとりごと』

 『りんごのひとりごと』 武内俊子作詞、河村光陽作曲、1940年(昭和15)

わたしはまっかな りんごです
お国は寒い 北の国
りんご畑の 晴れた日に
箱につめられ 汽車ポッポ
町の市場へ つきました
りんごりんご りんご
りんごかわいい ひとりごと

くだもの店(みせ)の おじさんに
お顔をきれいに みがかれて
みんなでならんだ お店さき
青いお空を 見るたびに
りんご畑を おもいだす
りんごりんご りんご
りんごかわいい ひとりごと

今ごろどうして いるかしら
りんご畑の お爺さん
箱にりんごを つめながら
歌をうたって いるかしら
たばこふかして いるかしら
りんごりんご りんご
りんごかわいい ひとりごと

 ◇ ◇ ◇

心優しい歌詞と曲です。
りんごの想いが伝わります。
真っ赤なりんごは、今は見かけることの少ない「紅玉」でしょうか。

武内俊子作詞、河村光陽作曲では、他にもすばらしい童謡があります。
・赤い帽子白い帽子(1937_昭12)
・かもめの水兵さん(1937_昭12)
・船頭さん(1941_昭16)
などです。

河村光陽は、
・うれしいひなまつり(1935_昭10、サトウハチロー作詞)
・なかよし小道(1939_昭14、三苫やすし作詞)
も作曲しています。

2007年11月10日

世相:小沢辞任騒動

民主党の小沢代表が11月4日(日)に辞意を表明した。
結局、党の慰留を受けて続投を決めた。
なんなんだよ。

総選挙で決着するといいながら、大連立をもくろんだ。
賞味期限の切れた代表のラベルを張り替えて、さあどうなるのか。
自民も民主もどうしようもない。

【ここで一首】
  <ぶち切れて 小沢またまた 「もう辞めた」 自民とあうん 自党はいやいや>

2007年11月07日

くるくる:第43回新発田紀行

11月2日(金)~5日(月)に行ってきました。
今回の目的は、現地ならでは手に入らない新米。
そして、米作りについてお話を聞くこと。

 ◇ ◇ ◇

◆ハサ掛けのお米を分けていただく
二王子山麓に近い所で、お米のハサ掛けをしている方を訪問。
ひょっとしたご縁で知り合った。
親戚の車で伺うと、快く迎えて下さった。

80歳を過ぎて、まるで仙人のように暮らしておられる。
そのため、場所やお名前、写真は非公開。
ストーブに薪をくべながらの貴重なお話を聞くことができた。

わらと鶏糞の堆肥使用、無農薬、ハサ掛け天日干しのお米を分けていただいた。大感激!!
玄米なので、親戚に精米してから送ってもらうことにしたが、早く食べてみたい。
実に奥の深いお話の内容と合わせ、後日報告いたします。

◆農家の自家用有機栽培米を購入
おなじみの西名柄のHさんに依頼してあったお米の購入を確認に伺った。(昨年から購入)
このおいしいお米を、希望する他の方々にも食べてもらうにはどうするか、などを話し合った。
Hさん宅でも今年初めてという新米を、納屋で精米して、試食用にと約1Kgをいただいた。

精米の間、畑を見学。
カブ、キャベツ、ブロッコリー、白菜、カリフラワなどが、もうしばらくで収穫できそうだった。
これらの野菜も送っていただこうかと思っている。

2007年11月03日

くるくる:はばたく鴨

昨日から新発田へ来ています。
お城の堀を鴨の群が元気に泳いでいました。
はばたいた一瞬のラッキー・ショットです。


2007年11月01日

東京JAZZ 2007 ~ 録画ダイジェストで

『東京JAZZ』が、9月20日~23日に「東京国際フォーラム」で開催された。
このイベントのことは、毎年やってるらしい、と知ってはいた。
たまたま「NHK BS2」が四夜連続で、ダイジェスト版を放映した。

◆キャンディー・ダルファ(Candy Dulfer)
ずーっと適当に聴いていたが、30日の第二夜で画面に引きつけられた。
「SAX-A-GO-GO」である。 美女がサックスを吹いている。
ひょっとしたらと思ったら、キャンディー・ダルファーではないか。

バンドをバックに、激しいファンキーなサックスとヴォーカル。
演奏で魅了しながら、「いっしょに歌おう」と聴衆に呼びかける。
広~い会場から歌声があがる。

「日本の皆さんは上品だと聞いていた。 でも、
たまにはファンキーな声を出して欲しい。 こんな風に」とあおる。
会場の声も少し大きくなって、演奏は盛り上っていく。

◆そもそも
すばらしいエンターテイメントであった。
番組終了後、ごそごそとCDを探してみたら、出てきた。
1995年9月に買った「Candy -A-GO-GO」。

Candy Dulferは、1969年にオランダ・アムステルダムで生まれた。
父親がサックス奏者で、彼女も幼少時からサックスを吹いて、才能を発揮した。
1993年に発表した「SAX-A-GO-GO」が大ヒットして、スターへの道を駆け上った。

CDを買って聴いたときは、彼女のサックスをバンドが支えているように感じていた。
あれから12年、こんなにすばらしい演奏を聞かせてもらって大感激である。
サックスよし、ヴォーカルよし、ルックスよし、エンタメよし、いうことなし。

◆YouTubeで演奏ビデオをどうぞ
Candy DulferのHP(English)にアクセスして、左側のメニューで「Multimedia」をクリック。
上方のリンクで「VIDEO」をクリックすると、ビデオ・タイトル画面が表示される。
実際に視聴できるのは、リストの最初の2曲だけのようである。(10/31現在)

タイトル画像をクリックすると、YouTubeにリンクされ、ビデオを楽しめる。
概ねフル演奏なのがうれしい。
「SAX-A-GO-GO」は、「AUDIO」で聴くことができる。 (美脚を高く披露しているジャケット)