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2008年01月29日

第45回新発田紀行

2008年最初の新発田です。 1/25-28。
雪模様、雪景色の冬を長靴で歩きました。
でも最終日は真っ青な空で暖かく、春近しを実感できました。

◆25日(金) 東京は晴れ。 午後出発。
いつもの「辰長」で夕食。
スナックをはしごして、年始のご挨拶。
いつものように午前様でホテルに帰る。

◆26日(土) 曇り、時々雪。 時に激しく吹雪く。
午前中は、タクシーで西名柄のHさん宅訪問。
田打ち、代かきの作業、除草剤の使用方法などを伺う。(後日報告)
お米を注文。 今度は、玄米部分を少し残して精米してもらうことにした。

奥さんが、今年初めてだからと作ってくれた「雑煮」をいただく。
餅は餅つき器でつきたてで柔らかだったが、具の野菜もダシもおいしくオカワリ。
雑煮には、その家庭の味があり、懐かしさがある。

午後は、タクシーで街へ戻り、「2楽章」でコーヒー。
長靴を買ってから、「みやした」理髪店で、調髪。
夕方、ホテルに戻り、大相撲中継観戦。

出かけて、夕食は「辰長」でサバの味噌煮、タラ汁など。 
「ぐみの木」にいる時、親戚から電話。
待合せてはしごで飲んで、遅~くホテルへ帰る。

◆27日(日) 曇り、時々雪。
午前中、城址公園へ歩いて行く。
公園の広場は雪が40-50cmは積って、雪景色の櫓や石垣、木々が美しい。
時々雪がちらついても、さほど寒くはない。

雪の細道を長靴で歩き回るのは楽しい。
ぎゅっぎゅっと踏みしめる感触が懐かしい。
きれいな雪を食べてみたり、雪玉を握って投げてみたりした。

昼食は「他門」でマグロ丼+ソバ。 帰りにソバ茶を買う。
「2楽章」でコーヒーを飲みながら、マスターとダベる。
ホテルへ戻って、ホームページに速報写真を送信。

大相撲初場所の千秋楽、白鵬と朝青龍の歴史に残る名勝負をTVで観た。
本来の相撲の醍醐味を、モンゴル出身の両横綱に味わわせてもらった。
感想を訊かれた横・審の内舘さんが無言で去ったが、もう委員を辞任した方がいい。

夕食は「大連軒」で野菜炒め定食。
「ぐみの木」で、Gclefの紅茶を入れてもらって、ママとダベる。
他は回らず、それでも遅めにホテルへ帰って寝る。

◆28日(月) 真っ青な空。
朝、真っ青な空に驚き、天に大感謝。
写真日和にワクワクで出かける。
福勝寺の門前で、朝の光の雪の「新発田重家」像を撮影。

城址公園は青空の下の雪景色。
雪がいっそう白く輝く天与の風景を、どう写真に撮れるだろうか。
雪景を楽しみ、撮影を楽しんだ。

昼食は「ひな」で、バラちらし。 おいしかった。
「2楽章」で一休みして、13:54の白新線で帰路に。 17:00に東京駅着。
今回は、『雪』を十分楽しむことのできた紀行でありました。

2008年01月27日

新発田城:雪(写真速報)

雪の新発田に出かけた。
雪景色の新発田城をカシャリ!
ちょうど雪が止んでくれた。

さすがに雪国、本場の雪は、降り方も積もり方も違う。
踏めば、ぎゅっぎゅっと締まるのが懐かしい。
雪玉を握って投げてみた。

2008年01月23日

東京風景 ~ 雪2008

◆東京に雪
今朝、起きたら窓の外は雪。
けっこうまじめに降っている。
う~ん、いい風景だ。

ビデオに撮ろうと、支度をして善福寺川のほとりへ。
東京の雪はいかにもはかなく、まもなく雨になりそう。
屋根や車に少し積もって、ちょっぴり風情はあるけれど。



2008年01月20日

童謡・唱歌:『冬の夜』

 『冬の夜』 作詞・作曲不詳、1912年(明治45)

燈火(ともしび)ちかく 衣(きぬ)縫う母は
春の遊びの 楽しさ語る
居並ぶ子どもは 指を折りつつ
日数(ひかず) かぞえて喜び勇む
囲炉裏火は とろとろ
外は吹雪

囲炉裏の端(はし)に 縄なう父は
過ぎしいくさの 手柄を語る
居並ぶ子どもは ねむさ忘れて
耳を傾け こぶしを握る
囲炉裏火は とろとろ
外は吹雪

 ◇ ◇ ◇

囲炉裏の周りに家族が集う、明治45年頃の光景です。
昭和20年代でもまだ残っていました。
少子化のいま、「居並ぶ子ども」というのが印象的です。

とろとろとした囲炉裏火、ポツリポツリと語る母と父、聞き耳を立てる子ども達。
囲炉裏の暖かさと家族の暖かさがありました。
最近、家庭内の相克による事件が相次いでいるのは、こうした家庭が崩壊したからでしょう。

 ◇ ◇ ◇

この歌の作詞作曲は不詳となっています。
確証はまだないそうですが、高野辰之作詞、岡野貞一作曲という説があります。
「ふるさと」や「紅葉」などの名コンビです。

2008年01月16日

世相 : IT出版のエクスメディア社を惜しむ

◆エクスメディア倒産を知る
あの「超図解シリーズ」のエクスメディア社が倒産した。
昨年の10月31日、東京地裁に自己破産を申請していた。
同社の本をネットで探しているときに分かった。

◆お世話になりました
この出版社の本には「超図解シリーズ」でずいぶんお世話になった。
HPを開設してからは、FlashのActuin Scriptの参考書でお世話になった。
最近は、素材集を活用し始めたところである。

◆出版の志
お世話になった、というのは同社の本に対する実感だ。
徹底的に読者の視点・立場で書かれている。
おそらく編集者の「志」に著者も「共鳴」して、優れた本を出版できたのであろう。

内容に加え、装丁も印刷も紙質も一級品で、書棚に並べても気分がいい。
その割に、価格が安い。
薄利多売を期待したのだろうか。

◆商売はきびしい
しかし、IT参考書に限らず、消費者の活字離れで、出版界は苦しい。
今年になってからも「声を出して読みたい日本語」の草思社が倒産。
自費出版を受託する新風舎も倒産した。

◆絶版に備えて買出しに
どうしても買っておきたい1冊があって、ネットで検索し、大手書店も回った。
どこでも見つからず、Amazon.comに中古本があるのみ。
今日、最後のつもりで、ジュンク堂のサイトで検索した。

あった! 1冊だけの池袋本店在庫、さすがは最大をうたうジュンク堂さん。
取り置きを依頼して、早速出かけて無事ゲット。
ただ、レジで支払いのとき、予定よりかなり低価格なのが気になった。

◆エクスメディア本のバーゲン・セール
他の本もあるかと、同店6階のIT関連フロアへ。
ぐるぐる探すうちに、ふとひとつの書棚に眼が留まる。
「エクスメディア本のバーゲン」と書いてある!

定価の半額で、エクスメディア本が並べられている。
なめるように書名を追って、さらに3冊の優れものを選んだ。
全部で四千円ほどお得だったのに、どこか寂しい満足感ではあった。

◆消え去るのは惜しい
既に倒産し、出版物は絶版となった。
しかし、エクスメディア本が消えるのは極めて惜しい。
あの「志」を受け継いだ本が、いつの日か出版されることを心待ちにしていたい。

【ここで一首】
  <良きものの 消えて行く日の 寂しさよ エクスメディアの 本を重ねて>

2008年01月04日

古典 ~ ことば(3):機械あれば機心を生ず

◆中国の古典「荘子」に載っているお話
子貢(孔子の弟子)が楚から魯の国へ帰る途中、ある光景に出会った。
一人の農夫が、井戸からかめで水を汲んでは、抱えてきて畑にまいている。
力仕事で、いかにも効率が悪い。

子貢は農夫に語りかけた。
「はねつるべという機械があるよ。 使ったらどうだね。
てこの原理を利用するから、水汲みが楽になり、効率もいい」

農夫が答えた。
「私もはねつるべのことは知っている。
しかしだね、便利な機械を使うと、物事を効率優先に考えるようになる。

効率を優先すると、もっとうまくやろうと考えるようになる。
うまくやろうと考えると、純白な心が失われて、天の道をはずれてしまう。
だから、私は機械などを使いたくないのだよ」

◆原文の書下し文(岩波文庫の荘子・天地篇より)
機械ある者は必ず機事あり。
機事ある者は必ず機心あり。
機心胸中に存すれば、すなわち純白備わらず。

◆2500年前の警句
効率至上の現代社会に、煎じて飲ませたいような警句である。
大量生産大量消費の経済の病根も、「機械あれば機心を生ず」ということである。
古代中国の「知」のレベルは、今よりはるかに高かった!

◆自己流解釈で生かす
文庫本の解釈は何だかよく分からないので、自己流に解釈してみた。
せっかくの警句も、学問的な表現で解釈しては、役に立たずに埋もれてしまう。
「荘子(そうじ)」には、こういう機知に富んだお話が多く載っているので、また紹介したい。

2008年01月03日

正月三が日

どこにも出かけずに、三が日が終わる。
けっこうテレビを見ていた。
特に、NHKハイビジョンは、よい番組が続いた。

◆NHK-Hi:古代エジプト文明をたどる
3日間計9時間の生中継であった。
延べで半分位を見たが、吉村作治さんの解説がとてもよかった。
古代の人々が、いかに自然と神と共生していたかを知ることができた。

神殿の壁に刻まれたヒエログリフの暦の解説がおもしろかった。
1ヶ月が30日で、1年は12ヶ月で360日。 (角度の360度のもと)
残りの5日間は、無いことにして、ご馳走を食べて遊んだ、という。

ナイル河の遊覧船上で、藤原真理さんがチェロでバッハの「無伴奏組曲」を演奏した。
新発田のチャリティ演奏会で紹介しておられたとおりで、楽しませていただいた。
チェロの響きは、ナイルの流れのようにゆったりとしていた。

◆箱根駅伝中継
今年の箱根駅伝は、駒沢大学が優勝した。
気になったのは、3校の選手が途中棄権したことだ。
勝つことを優先することが、選手に負担になっているのであろう。

◆FLASHの「雪の降るアニメーション」の未完成
それほど手間はかからないはずが、ただいま苦戦中。
「しんしんと降る」という表現がうまくいかない。
だまっていて作ればよかったと、年初から反省しきり。

2008年01月01日

年の初めに ~ 2008

あけましておめでとうございます。
今年もホームページの充実にいっそう努力してまいります。
どうぞよろしくお願い申しあげます。

例年のごとく、元日の朝は遅めに起きました。
大晦日は、NHK教育TVでベートーベンの第九の合唱部分を聴きました。
紅白や除夜の鐘はパス。

年が変わって、NHK総合TVで「年のはじめはさだまさし」を2時間楽しみました。
さだまさしさんのトークとハガキ紹介は、いつも軽妙かつ感動的です。もちろん歌もあり。
NHKが生放送でこうした番組を放映することにも拍手です。(次回は3/29の予定)

年のはじめの紅茶は、ダージリン2ndフラッシュ・サンマグ農園。
年のはじめのコーヒーは、ドトゥールの100%有機栽培ブレンド。
年のはじめのモーツァルトは、ヴァイオリン協奏曲第三番、第五番、協奏交響曲。

これから、「米作りを考える」ブログの記事を書きます。
それから、FLASHで雪が舞い落ちるアニメーションを試作してみます。
合い間にTVのチャンネルを覗いて、おもしろそうな番組を拾い視ようかと思います。

さてと。