« ことば : 少し春ある心地 | メイン | 雑学:暦 ~ 2月はなぜ短いのか »

♪『早春賦』

 『早春賦』  吉丸一昌作詞・中田章作曲、1913年(大正2)


◇◇◇ 早春賦 ◇◇◇
    
    春は名のみの 風の寒さや
    谷の鶯 歌は思えど
    時にあらずと 声も立てず
    時にあらずと 声も立てず
    
    氷解け去り 葦(あし)は角(つの)ぐむ
    さては時ぞと 思うあやにく
    今日もきのうも 雪の空
    今日もきのうも 雪の空    
    
    春と聞かねば 知らでありしを
    聞けば急(せ)かるる 胸の思いを
    いかにせよとの この頃か
    いかにせよとの この頃か
    
 ◇ ◇ ◇

日本の早春の想いを、文語調で綴る歌詞。
どこかヨーロッパ調の優雅なメロディー。
すばらしい名曲です。