奈良:ボタンとフジ
◆花紀行はカラ振り
5/8-10に出かけた奈良・大阪紀行は花紀行のつもりであった。
今年は花が早くて、残念ながらカラ振りとなった。
以下、その残念紀行の報告。
◆長谷寺のボタン
ボタンといえば長谷寺、長谷寺といえばボタン。
しかし、一週間前に満開が終り、鉢植えの数輪が残るのみ。
長い坂(石段)を降りて登って、また降りたところで待っていてくれたボタン。
捲土重来を期すが、ここの満開時には、たぶん人の波、波。
狭い参道の石段の両側に咲くのだが、写真などまともに撮れそうもない。
もっと静かなボタンの名所を探すことにしようと思う。
◆春日大社のフジ
フジの春日大社、春日大社のフジ。
ここも本苑のフジは終っていた。
ただ神苑の方は遅咲き種が満開で、見事な花を観賞できた。
フジの花がこんなに長く下がっているとは知らなかった。
後で奈良の人に「昔は地面に着くくらい長かった」と聞いた。
地ずりのフジというそうな。
この長~いフジの花をどう撮影するか実に難しい。
他の花と違う撮り方が必要で、来年までの宿題だ。
ここのフジ園内は三脚使用禁止であった。
フジも普通咲きの「藤」色の花が見たい。
三脚を据えて、長いフジの花をきれいに撮りたい。
やはり、春日大社以外の名所を尋ねるのがよさそうだ。
◆まずまずの花紀行
今回は、満足できるボタンとフジの撮影はできなかった。
でも、それぞれの名所の様子も分かったし、花の撮影方法も少し会得できた。
来年のボタンとフジが待ち遠しくなる花紀行であった。
【ここで一首】
ボタン散り 遅咲きのフジ 大和路に 過ぎ行く春は 名残りゆかしく