『江戸紋様』 ~ 夏編
◆もうすぐ夏
梅雨明けも近付いているようだ。
夏、クーラー無しでは生きていけない現代社会。
地球温暖化であれ石油価格高騰であれ、まずはクーラー。
そんな利器のない江戸時代、暑さしのぎには必死の努力。
あれやこれやと知恵を絞って、涼を求めた。
風鈴、うちわ、打ち水、花火、行水、浴衣、怪談話、etc.
◆江戸紋様の「涼」と「粋」
江戸紋様から夏風なものを探してみた。
「涼」を感じさせる紋様にも、キリッとした「粋」がある。。
こうした柄物を着ることで、またその姿を見ることで「涼」を呼んだ。
◆五感の文化
江戸の人達は、五感をフルに働かせて、夏を乗り切っていた。
その磨かれた五感は、「粋」な江戸文化の源泉でもある。
クーラーでは、五感は鈍感になるばかりで、文化も薄っぺらくなりそうである。
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