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東京風景:入谷の朝顔市

◆朝顔市へ
初めて、入谷の朝顔市に出かけた。(7/19)
洞爺湖サミットのため、例年より2週間遅れの開催。
ちょうど関東地方の梅雨が明けた。

◆到着、大混雑
西荻窪から地下鉄東西線・茅場町経由で日比谷線・入谷まで、約70分。
10時過ぎ到着、地下から出ると、通りの向こう側に鬼子母神の真源寺。
お寺の前の歩道に通りを背にして朝顔の露店が並んでいる。

狭い歩道は人がぎっしり、その流れに入ったのが運の尽き、100m位先までノロノロ歩き。
この時間では花は咲いてないし、露店の売り声は楽しいけれど、暑いし、後から押されるし。
鉢を買ったり、写真を撮る人もいたけれど、早くここを抜けたいと思うばかりだった。

◆鬼子母神で一鉢
線香の香りがしてきて、ようやく鬼子母神の前で人波が途切れた。
ホッとして境内に入ると、やや空いていたので、お賽銭をあげてお参り。
手狭な境内でも朝顔を売っていたの、一鉢を求めて、早々に退散することにした。

<入谷・鬼子母神> <境内の朝顔露店> <並ぶ朝顔の鉢>

お寺の前から交差点までまた露店が並んでいて人がぎっしり。
鉢を下げてノロノロの我慢、抜けてホッとして時計を見たら11時を回ったところ。
約1時間の朝顔市であったが、半分は人の波の中にいた。

◆いい気分
それでも、帰る途中で鉢を見て、「あっ、朝顔市やってるんだ」という声を何度も聞いた。
実に気分がいい。「その朝顔市に行って来たんだもんねぇ」
さっきまでの汗と疲れが吹っ飛んでいく。

◆朝顔市は朝早く
朝顔市は早朝5時からだそうで、早く来るのに限ると分かった。
花は一杯に咲いてるし、人は少ないし、涼しいし、露店の人達とおしゃべりも楽しめる。
あのぎっしりの人混みはもうごめんだ。

◆夏の風物詩
毎年七夕の頃、朝早く朝顔市に出かける。
やはり、これは夏のすばらしい風物詩だと実感した。
来年こそはそれを満喫したいと思う。