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世相:オバマ新大統領

◆オバマ氏が勝利
アメリカの大統領選が終わった。
民主党のオバマ氏が事前の優勢を維持して勝った。
変化を求める流れに乗って、期待も集めた。

次期大統領は5日未明にシカゴで大観衆を前に勝利を宣言した。
若さを感じさせる力強い内容であった。
きわめて困難な状況に直面する新大統領に注目と期待をしていきたい。

◆ひるがえって日本は
解散時期をつかみ損ねた麻生内閣は、早くも迷走気味だ。
アメリカは新大統領の下、変革を旗印に政策を打ち出してくる。
対する麻生内閣は、1年以内にある総選挙を意識した目先の政策しか出せない。

旧態依然とした給付金支給などが目玉である。
政治の堕落、官僚の腐敗、医療・福祉・教育の荒廃、経済格差、などなど。
どうするんだよ。いい加減にしてくれ!

◆NHKの報道姿勢に異議あり
NHKも報道機関としては迷走中だ。
オバマ氏の勝利宣言は本時間5日14時頃に始まろうとしてた。
現時点で、もっとも重要な報道場面だ。

その時、NHK BS1のアナウンサーがごく当然のように言った。
「それでは、ここで(2時の)定時ニュースをお送りします」
なんというバカさなのだ。

勝利宣言をリアルタイムで報道する貴重なチャンスを、NHKは自ら捨てた。
CNNに切替えて、二ヶ国語モードで視聴した。
途中で、NHK BS1をみてみたら、小室哲也関連の映像を流していた。

結局、NHKは既存のスケジュールを機械的にこなしているだけなのだ。
定時ニュースなど15分位ずらせばいい。
大相撲中継では、「ニュースはこの一番が終わってから」とやっているのだ。

定時ニュースが終わってからすぐ、勝利宣言をビデオで流していた。
リアルか否か、NHKとCNNの決定的な相違点が浮き彫りになった。
NHKの報道機関としての基本姿勢を問いたい。

それとも、新大統領の勝利宣言よりも小室問題の方が重要と考えたのか。
今、金融問題で世界中の政府や株式市場が右往左往している。
そんな時に大リーグやサッカーやゴルフを延々と中継している「NHK BS1」とは何なんだ。

(NHKのニュース報道姿勢には、ほかにもいろいろ異議がある。追記したい。)