« 奈良紀行(2008年・秋) | メイン | 神楽坂探訪(2008-12-12) »

奈良紀行(2008年・秋)~ 続き

◆◆◆ 行程の概要(第3日&第4日)◆◆◆

◆12月1日(月) 快晴
 ◇手向山八幡宮へ
近鉄難波から奈良へ。
近鉄奈良駅からまっすぐ東大寺まで歩く。30分。
大仏殿前から右手の参道を上って、手向山八幡宮へ。

ここの紅葉もいいという情報があったが、どうも八幡宮の裏手の山の方らしい。
道も様子も分らないので、つぎの機会に回ることにした。
八幡宮の前に1本だけあるモミジを撮影した。

 ◇奈良町へ
東大寺→興福寺→猿沢池→奈良町と歩く。
お昼を食べようと店を探したが、ほとんど全て月曜定休。
やむなく、もちいどの通りで、ステーキランチ。

 ◇奈良町:佐久良
奈良町のメインの入口に近い『吉野葛』のカフェ「佐久良」に寄る。
その場で作る葛きりが黒蜜にツルッとして実においしい。
それと、築140年という町家のお座敷がすばらしい。中庭がある。(→blog食!)

 ◇奈良町:砂糖傳
奈良町の南端に近い「砂糖傳」を訪れる。
ココでは昔ながらの製法で『米飴』を作っている。
ご主人といろいろとお話をさせていただき、壷入りの米飴を求めた。(→blog食!)

 ◇奈良町ぐるぐる
地図で確認しながら、横丁、路地をぐるぐる回る。
奈良町の主要部分はほとんど歩き尽くした。
東側部分だけ未踏破。

 ◇ひと休み
「羅漢」で珈琲。
例の迷路をあちらこちらと歩く。
三条通りで買ったよもぎ餅3個を猿沢池のベンチで味わう。


 ◇再び「京冨」
迷路の一角(元林院町)の「京冨」に入る。
この隠れ家の居心地のよさに甘えて、つい長居。
居合わせたお客さん、ママと話が弾んだ。

 ◇大阪・難波へ戻る
東向き通りでカツ丼を食べる。
近鉄で難波へ。
21:40 ホテル着。

◆12月2日(火)快晴
 ◇竜田川へ
JR難波駅から大和路急行で王寺へ。約30分。
奈良交通バスの法隆寺行きで、三つ目の「竜田大橋」で下車。10:06着。
バス停の案内板(広告入りの地図)で、川と橋を確認して歩く。約2分。

「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川」と詠われた面影はない。
竜田大橋の上流方向の川沿いに公園が延びていて、遊歩道がある。
途中に二つの歩行者用の橋がかかっている。

モミジはポツポツと植えられていて、紅葉は盛りを過ぎていた。
爽やかな空気に包まれて歩いていると、快晴の青空と名残の紅葉が心地よい。
さりげなく過ぎていく秋を肌で感じた竜田川であった。

 ◇奈良へ
バス→JR王寺→JR奈良。12:35着。
JR奈良駅から歩いて20分で近鉄奈良駅辺。
登大路から左の通りに入る。(右は東向き通り)

 ◇マグロの専門店
比較的短い商店街の終り近くに「まぐろ小屋」がある。
ココはマグロ料理の専門店で、地元の方に教えていただいた。
鉄火丼(800円)は、これまで食べた最高の鉄火丼であった。(→blog食!)

 ◇奈良町ぐるぐる
東側部分の十輪院あたりまでを歩き回ったが、東端部分が残ってしまった。
次回に回れば、もう奈良町で道に迷うことはない。
当初は地図を見ても迷っていた。

「ならまち格子の家」は奈良町の町家を忠実に再現した市営施設。
無料で見学自由、写真自由。
案内係の女性は、奈良町コンシェルジュのような方で、いろいろ教えていただいた。

「砂糖傳」に寄って、純粋な『和三盆』を買う。
昨日、味見をさせていただいた舌の感触が忘れられなかったから。
純粋を味わう、ということは大切にしたい。

マークしていたカフェ・レストランに寄る。15:30頃。
町家を改造したお店は、しかし、どこか田舎家ドライブインの感じがした。
食事もちょっと素人っぽかった。

ガイドブックなどのヨイショの情報には、こういうのが多い。
町家であればいいわけじゃないし、料理もプロの味であって欲しいもの。
でも、これでいいという人は多いだろうし、一度は食べてみるのも経験だ。

口直しと奈良の締めに「佐久良」へ。
くず餅と葛珈琲をゆっくりと味わう。
これで奈良にお別れだ。17:25。

 ◇大阪・難波経由で帰京
近鉄で難波へ、コインロッカーからキャリーバッグを出して、地下鉄で新大阪へ。
19:27-22:08 始発ののぞみ自由席で東京へ。
西荻窪でタンメンを食べて、帰宅。23:30。