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2009年12月07日

全国伝統的工芸品センターの見学(11/26)

◆伝統工芸に魅せられて
日本の伝統工芸品は魅力的だ。
それらを集めて展示している施設が、東京・池袋にある。
「全国伝統的工芸品センター」は、 東武百貨店の並び。

1階は、<伝統的工芸品>の展示・即売の広いスペース。(撮影禁止)
陶磁器、漆器、織物、染色、和紙、人形、木・竹工品、打刃物などなど。
たとえば、各地の陶磁器を見比べることができて楽しめる。 入場無料。

ほとんどが日常で使うものなので、手軽に手で取って確認もできる。
値段も数百円からあって、今回は「木曾漆器」の箸(1,050円)を購入。
展示品の最高値は、金沢仏壇の 525万円也!

それぞれの工芸品には説明が付いているが、係りの女性に尋ねるのもいい。
一角では、江戸刺繍の実演をしていた。
行きつ戻りつ見学していたら、およそ2時間が経っていた。

◆伝統「的」工芸品とは
<伝統的工芸品>とは、経済産業大臣が認定した伝統的な工芸品のこと。
「的」というのがミソである。
現代にあわせた製法なども取り入れ、地域でまとまって製造している伝統工芸品だ。

秋田・大館の曲げわっぱと大坂・堺の打刃物の包丁は、わが愛用品。
<伝統的工芸品>は役所が決めるので、直感的な《伝統工芸品》とは異なる。
江戸切子は認定されているが、薩摩切子は含まれていない、など。

◆希少伝統的工芸品
生産量がごく少なく、いわば絶滅危惧種にあたる<希少伝統的工芸品>もある。
福井市の和ろうそく(表面に絵柄が描いてある)や江戸風鈴など。
これらも当センターで展示・即売している。

◆感想
このセンターは、気楽に気ままに<伝統的工芸品>の世界を楽しめる。
展示品がそのまま即売なのもいい。
関連図書の閲覧コーナーもある。

もともとの原産地へ行ってみたくもなる。
職人の心と技のこもったプレゼントを選ぶにもいい。
2階の会場のイベントに合わせて、また行ってみようと思う。