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第61回新発田紀行

◆新発田へ(2010/10/1-3)
新発田がようやく晴天が続く予報になったので、1日の朝に出発。
8時前に家を出て、通勤ラッシュの隙間をついて、総武緩行線経由で東京駅へ。
あとは、上越新幹線、白新線で、11時半に新発田着。

今秋の稲刈りは、雨に降られて、撮影のタイミングを図りかねた。
例年の西名柄は、稲刈り後の訪問となった。
米仙人の方は、稲刈りの作業時間からはずれてしまった。

 ◇ ◇ ◇

城下町調査は、かなり成果が上がった。
資料でも「新発田400年の歩み」、「上鉄砲町の今昔」を借用できた。感謝。
二の丸と三の丸の境目を回ってみて、当時の<形>を実感できた。

城下町の西側部分を一部回って、マップの道路と町割りの様子が少々分った。
あと、新発田の古地図(明治初年版)を持参し、何人もの方にお見せした。
<初めて見た。興味深々>と異口同音に云われたのが印象的であった。

◆10月1日(金) 快晴
09:12 の上越新幹線で出発。11:21 新発田着。
真っ青な青空、風も爽やか。
親戚に電話連絡し、2時過ぎに米仙人宅へ車で行くことに。

ホテルに荷物を預け、徒歩で出発。
10分ほどで、地蔵堂町の入り口に到着、写真を撮りながら三の丸へ抜ける。
12:30-13:00 喫茶店「Bell」で、今回もケチャップのかかったオムライス。

13:05-13:45 なじみの理容店「みやした」で調髪。
これからタクシーで〆切の親戚宅へ行くと云うと、ご主人が車で送るとおっしゃる。
ご好意に甘えて、送っていただく。

 ◇ ◇ ◇

一服して、親戚の車で米仙人宅へ向う。
14:50-15:45 米仙人の田んぼ。稲刈りとハサ掛け作業は、本日分は終わったところ。
掛け終わったハサと刈り残しの稲田を撮影。仙人宅でお茶飲み話。

全  景天日干し刈入れを待つ夕陽を浴びて


再び、親戚の車でホテルへ送ってもらう。
16:30 ホテルにチェックイン。
ハサ掛けの写真をHPにアップロード。

19:00 夕食などのため、新道へ。
19:20-20:30 「2楽章」で珈琲。マスタと談論。
20:30-21:30 居酒屋「越後屋」で生ビールと生ちらし鮨で夕食。

居酒屋「えり奈」、スナック「ぐみの木」をはしご。
24:40 ホテル着。
寝る。

◆10月2日(土) 快晴
10:00 ホテル出発、駅でレンタサイクル。
諏訪神社前から市島酒造(王紋)横の通り(旧・東町)へ曲がる。
ここは静かな住宅街。しばらく行って右の小路を曲ると、旧・上鉄砲町に出る。

左へ約100m先の右側にある菓子店「山形屋」に寄る。
この前、ご主人がおっしゃっていた資料=小冊子をお借りする。
・「上鉄砲町の今昔」 当町の商店主(故人)の著

帰京後、手書きの文章・図や図のコピーを拝読し、上鉄砲町について学ぶことができた。
通りは、約500mの直線で、今より狭い三間幅=5.4m、南端には木戸があった。
杉垣で囲った一戸建ての足軽屋敷が、両側で90戸並んでいた。

11:00-12:30 「2楽章」でブランチ。定番のコロッケサンドセット。談論。
市役所前の通りを図書館の先で旧・八軒町を左へ入り、突き当りを右へ、すぐ左へ曲る。
車の交通量の多い広い通りに出る。

左方の三叉路交差点は、三の丸と二の丸の接点で、城郭全体の東側のくびれ部分にあたる。
通りの左側は、旧三の丸の北東角の辺りで、三の丸の堀と橋と榎門があった。
交差点の対角奥には、堀を隔てた土塁の上に、二の丸の中ノ門脇櫓があった。

交差点を渡り、県立病院跡地沿いに進むと、正門跡辺が二の丸中ノ門のあったところ。
郵便局の右を抜けていくと、右は新発田城公園(旧・二の丸)、左は旧・片田町となる。
それから旧・西ヶ輪の通りの両側をぐるぐると撮影とサイクリング。

14:30-14:50 「大連軒」でカツ丼。
旧・二の丸の中ノ門から旧・三の丸の大手門への通りを撮影とサイクリング。
16:15 駅でレンタサイクルを返却し、ホテルに帰着。

親戚の迎えの車で、〆切へ。
17:00-21:30 親戚宅で歓談。
奥さんの運転で、新道へ出かけ、軽く飲んでホテルに戻って寝る。くたびれた。

◆10月3日(日) 晴れのち曇り
09:30 ホテルをチェックアウト。駅でレンタサイクル。
西名柄へ向う。
10:10-11:20 農家Hさん宅で歓談。

米はまずまずの出来であったが、野菜は全くダメであったという。
帰りに、古代米(黒米)を一袋いただいた。
風が強くなり、天気が悪くなるきざしの中、街へ戻る。

11:45-13:15 上町商店街の「コバヤシ写真機」のご主人と歓談。
商店街から見た新発田のお話をいろいろと伺う。
また、写真を撮りたくなる新発田のあれこれを提案。

「大連軒」でラーメン。
13:50-14:50 「2楽章」で珈琲タイム。
15:00-16:20 理髪店「みやした」に寄って、ご主人と歓談。。

駅でレンタサイクル返却。
17:08-17:44 白新線で新潟へ。
18:13-20:12 新幹線で東京へ。

 ◇ ◇ ◇

◆「新発田400年の歩み」について
これは、城下町400年(1998年)を記念して、新発田市が編集・発行した冊子である。
以前、市立図書館で表紙を見たが、行政の発行資料だからと、無視していた。
今回、紹介されて、目を通して、きわめて優れた資料であることが分った。

充実した内容は、城下町・新発田の秘められた実力を示している。
当時の市長(近 寅彦氏)の志と見識によるものと推察される。
良き参考資料として、これから活用させていただくつもりである。