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新発田雑感~2010年12月

先日(12/11-13)の新発田紀行で得た雑感あれこれを綴る。

◆市立図書館の休館について
12日(日)に資料を閲覧しようと、図書館に行ったら、休館!!!
えっ、毎週の休館日は<月曜日>のはずだが?
玄関前に、立て看板が出ていた。

 ◇「蔵書管理のため、12/6-20は休館いたします」だと。

市民ではないので、住民税は払ってないが、カチンときた。
よくも、15日間も連続休館するもんだ。
蔵書管理での休館は普通だが、この長さは<ギネスブック>ものだ。

ネットでざっと調べても、ほとんどは1週間前後で、それも恐縮して告示している。
図書館は、開いてこそ、住民サービスになる。
両端に<定例休館日>をくっつけて、連続15日間にするのも、どこかこすっからい。

中高生も利用しているが、受験を控えた時期に、無慈悲な超長期休館はないだろう。
ICタグのシステムを導入するなどして効率化し、1週間位の休館にしてはどうか。
時期も、年末を避けて設定するのが受験生にも優しいと思われる。

 ◇ ◇ ◇

ついでに、もうひとつ。
<定例休館日=月曜日>というのもいただけない。
2000年頃から、祝日に関する法律が変わって、<月曜日>の祝日が4日制定されている。

祝日と休館日がなるべく重ならないよう、曜日をずらす工夫をするのが常識であろう。
祝日にはイベントなどを開催し、図書館に住民の足を運んでもらうのがサービスだ。
図書館も大いにサービスでアピールしないと、きびしい仕分けを受けることになる。

◆県立病院跡地活用計画について
市役所でいただいた、『県立新発田病院跡地活用整備計画 概要版』を通読した。
計画の詳細や決定の経緯を確認しないまま、軽くコメントしてみたい。
今後の城下町のイメージに大きく関連するからである。

 ・財政事情や合意形成の難しさもあるのか、ムリな箱物建設はなく、無難な計画だ。
 ・当地域のみの説明で、周辺や街全体との関わりが見えず、いかにも役所的資料だ。
 ・訪問者を意識した計画としているが、そうした人達には分りずらいような資料だ。

 ・当地域は旧二の丸の主要部分であり、当時の屋敷割り図を対比して提示すべきだ。
 ・旧中の門→土橋門→表門のロイヤル・ロードには、ふさわしい名称を付けたい。
 ・表門前の帯曲輪の整備は楽しみである。

◆<から寿司>は新発田名物
あるお店で居合わせたお客さんと、新発田の魅力について話が弾んだ。
あとで、お店の主人から、<から寿司>を作っている料理屋の経営者と教えられた。
で、<から寿司>ってなんだっけ?

全く不勉強で、無関心で、お詫びしなければならない。
<から寿司>とは、豆腐のおからをシャリに、酢でしめたアジ、コハダなどを載せる。
昔、お殿様に献上し、大いに慶ばれ、以来、新発田の名物になったという。

入手方法もわかったので、次回に賞味してみることにする。
こうした食べ物は、地元の人には常識でも、外からでは分らない。
新発田は、まだまだ掘り返す楽しみが残っている。