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弘前・三内丸山・鶴岡紀行~印象2

弘前に一泊した翌日(9/2)、JR青森駅経由で三内丸山へ。
三内丸山には、縄文時代の集落の遺跡が復元されている。
ぜひ、訪れてみたかった。


◆三内丸山遺跡~現代に伝わる縄文の心(9/2)
縄文時代の前期から中期(3,500BC-2,00BC頃)にかけて、三内丸山に大規模集落があった。
遺跡発見後、1992年から発掘が始まり、従来の縄文観を一変させる成果が得られた。
その集落を復元したのが『三内丸山遺跡』である。

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杉の巨木6本を組んだ大型掘立柱建造物は、この遺跡のシンボルタワーだ。
十数棟の竪穴式住居は、中央に炉がある六畳位の円型で、自由に内部を見学できる。
倉庫に使われたような高床式の建物が三棟並び、集会所のようなかなり大きな建物が一棟。

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現在から約5,500年前から4,000年前の遺跡に立って、つい考えさせられた。
-- 現代人は縄文人より幸せだといえるのだろうか?
-- 1,500年も長く持続した社会に、最大限の敬意を以て学ぶべきではないか?

ボランティアの方が遺跡内を、50分ほどかけて、実に適切にガイドしてくれた。
おかげで、遺跡の初歩的知識を得ることができた。感謝!
今度訪れたら、ミュージアム(博物館)をじっくり鑑賞して、より詳しく学びたいと思う。

ちなみに、遺跡入場料もガイドも<無料>である。
しかし、有料にして、保存費用などに充てた方が良い。
これだけの遺跡をタダで見ようなどと、誰も思わないであろうから。

(次回は「鶴岡の印象」です)