金沢~小布施紀行201307(第4日目)
第4日目(7/10-月) 晴れ
-- ・葛飾北斎の肉筆画を鑑賞
-- ・高井鴻山の存在感を認識
-- ・長野 → 東京
◆電車で小布施へ
09:00 ホテルをチェックアウト。
09:14:09:49 長野 → 小布施。長野電鉄。650円。
小布施駅は、ホーム1本の質素な駅で、構内踏切で改札口に渡る。
小布施駅 | 町立図書館 |
◆道に迷う
駅の右前方向にある町立図書館に立寄る。ちょっとのぞいて見たかっただけ。
駅前の通りを「北斎館」目指して歩く。
実は、この後、曲がるところを行き過ぎてから曲がったため、大きく道を迷ってしまった。
Nexus7のマップとGPSがありながら、自分の感覚にこだわり過ぎたせいだ。
約1時間の<徘徊>の後、2人の地元の方に道を教わって、ようやく「北斎館」へ。
ただ、この1時間が思いもかけない幸運をもたらしてくれたのだから、人生は分らない。
◆北斎館
「北斎館」(中央奥)の周辺 |
11:25-12:00 「北斎館」。こじんまりした良い美術館。500円。
ちょうど『富嶽三十六景』の特別展の開催中で、北斎の浮世絵を十分に鑑賞できた。
<三十六景>といいながら、実際は追加の版画が作成され、<四十六景>である。
◇ ◇ ◇
北斎は晩年に小布施に滞在し、肉筆画を描いた。
最後の部屋に2台の屋台が置かれ、それぞれの天井画が展示されている。
屋台の天井画といいながら、天才・北斎が筆を振るった傑作である。
この部屋には、館の音声案内が流されていたが、いわば、無難な内容。
そこへガイド付きのツアーの一団が入ってきた。
そのガイドさんの説明が、実に詳細で巧みな表現で、すばらしかった。
そばで拝聴させていただき、肉筆画の真髄と北斎&高井鴻山の親密さを理解できた。
このガイドさんに巡り合わなければ、北斎の肉筆画を平凡に鑑賞して終わっていた。
1時間の<徘徊>のムダのおかげであった!
◆小布施堂本店
12:10-12:30 小布施堂本店レストラン。煎茶&和菓子セット。530円。
当店横の駐車場奧の町長さんの自宅がオープンガーデンで公開されていると教えられた。
オープンガーデン入口 | お庭 |
落ち着いた和風のお庭を拝見し、表の玄関横から通りへ抜けた。
ここで右へ行けば「くりに小径」だったのだが、左へ行ってしまった。
ぐるっと回って、小布施堂の前に戻った。
小布施堂の南隣の門が開いていて、中に入れて、抜けて行くと「北斎館」の前の広場へ。
周囲の地理状況は、公道以外の通り抜けもあり、まだよく理解できていかったい。
13:00-13:50 小布施堂本店レストラン。季節の三段重ね(ランチ)2,000円。
再度、小布施堂に戻り、昼食とする。
小布施に来て初めて落ち着いた。
◆高井鴻山記念館
13:55-14:25 高井鴻山記念館。(→ 鴻山については別途掲載予定)
小布施堂の駐車場の右奥に入口がある。反対側の出入り口は「くりの小径」に面する。
ここは高井鴻山の住居跡で、書斎や書庫、店舗の倉庫などがよく保存されている。
鴻山記念館入口 | 鴻山の書斎・書庫 |
くりの小径1 | くりの小径2 |
◆小布施駅へ
電車の時刻を見計らって、小布施駅へ歩く。今度は迷わずに。
つぎには、北斎の大天井絵を見に「岩松院」へ行こう、と思いながら。
特急を待っていたのは、他には一人旅の若者だけだった。
◆長野へ、そして東京へ
15:07-15:30 小布施 → 長野。長野電鉄の特急。650円+100円。
15:50-16:10 長野駅前の「金龍飯店」で冷し中華。890円。
16:17-18:12 長野 → 東京。新幹線「あさま538号」、各停。、満席
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