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京都:「行かはりますか?」

◆向こうから声をかけてくれる優しさ
「出町柳の駅に行かはりますか?」と声をかけられた。
京都駅からバスで来て「出町柳」で降りてウロウロしていた。
叡山電鉄の「出町柳」駅が見当たらない。

「そこの交差点を右へ真っ直ぐ行くと駅ですよ」と教えてくれた。
通りがかりの中年女性が、向こうから声をかけてくれたのだ。
驚いた、京都の女性は、何と優しく親切なんだろう。

まるで、女神が現れて導いてくれたようなもの。
初め良ければ全て良し。
以後、この日(12/4)は、次々と優しく親切な女神達に出会うことになった。


◆京ことばの厳しさ
前回の記事で紹介したように、上高野界隈の散策は最高であった。
最後に寄った喫茶店「楽」のママさんに、そんなことを話した。
「出町柳の駅に行きはりますか?、と声をかけられたんですよ」と。

即、「行かはりますか?」とママさんの凛とした訂正が入った。
『行きはる』ではなく『行かはる』が「京ことば」。
いやー、京都の女性はとても優しく親切だが、隙がなくとても厳しい。