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2016年12月26日

「コウノトリの郷」公園の紹介

11月13日(日)に豊岡市(兵庫県)にある「コウノトリの郷」公園を訪れた。

◆兵庫県立「コウノトリの郷」公園
 この公園は、1999年に国内では絶滅したコウノトリの復元のために開設された。
 コウノトリの飼育・繁殖・野生復帰などを行っている。
 公園周辺では、農家が無・減農薬農法で、コウノトリを育む環境作りに協力している。


◆豊岡市立「コウノトリ文化館」(一般公開)
 県立公園内にある市立の施設で、コウノトリの観察ができ、解説担当者が常駐。
 各種展示コーナー、休憩コーナー、セミナールームなどもある。
 公開ゲージの餌タイム(15時頃)には、放鳥したコウノトリも飛来、観察できるという。

 公開用のコウノトリは、飛べないように羽先が切られている。(残酷に感じた)
 今回は餌タイムの前に帰ったので、飛んでいるコウノトリは観察・撮影できなかった。
 ぜひ、早期に再訪したいと思う。

◆コウノトリ保護増殖センター(非公開)
 コウノトリの飼育施設。
 前身は、1965年(昭和40年)に開設された「コウノトリ飼育場」。
 1992年に現名称に改称、1999年に当公園の附属飼育施設となった。

   ◇ ◇ ◇

  1986年には、人工繁殖に成功。
  2005年には、世界初の野外放鳥を実施した。
  2007年には、放鳥したコウノトリのひなが初めて巣立ちに成功した。

  2016年11月現在、園内で飼育中のコウノトリは95羽、公園周辺には約50羽が生息。

  

◆兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパス(併設)
 2014年に兵庫県立大学の大学院の一部研究機能を設置。
 但馬地域を主にして「コウノトリ・ジオパーク」を生かした教育・研究を進めている。
 (研究成果の公開に期待したい)


◆コウノトリのビデオ撮影(解説音声入り)
 公開用のコウノトリを、Sony CX9-900で撮影した。(三脚不使用)
 ちょうど、係の方がマイクで解説を始めたので、そのまま音声が入った。
 コウノトリについて、とても分かりやすい内容である。

 ビデオの再生はこちら → <前編> <後編>

◆豆知識
 ヨーロッパでは、コウノトリが街に住みついているところがある。
 屋根や煙突や塔などに巣を作り、子育てをする。
 コウノトリは、赤ちゃんの入ったカゴを下げて飛んでくる幸せの鳥とされている。

 実は、これは「シュバシコウ」(朱嘴鵲)とうコウノトリの親戚なのだ。
 名前は、朱色のクチバシのコウノトリ、という意味。
 日本でもコウノトリがかつてのように人里近くに生息するようになって欲しいと思う。

2016年12月03日

第84回新発田紀行~旅程編

11月24日(木)~27日(日)に、新発田へ出かけた。
天気が崩れたため、3泊4日に縮めたので、ずいぶんと時間のやりくりが窮屈だった。
それでも、いろいろな方々と充実した対話を楽しむことができた。


◆24日(木)東京(雪)→新発田(曇り、のち晴れ)
 雪に弱い東京で中央線電車が乱れ、乗継ぎがまずくなって予定の2時間遅れで新発田着。
 新幹線がトンネルを抜けると長岡は晴れで、小説『雪国』の逆のシーンであった。
 14:45 ホテルにチェックイン、ひと休み、徒歩で外出、喫茶店「Bell」で軽食&珈琲。
 
 16:50-19:30 「ヨシカエワ電器店」で歓談
。息子さんも加わって、登山&写真談義。
 「関洋軒」で夕食、なじみのスナックでダベり、ホテルに戻る。


◆25日(金)曇り、一時晴れ
 10:00-12:45 フォリオ→苔香荘(紅葉は終わり)→昼食。
 Sさんに、武者邸の大正部分の1、2階を改めて詳しく説明していただく。
 明治部分の大テーブルでゆっくりと対話の時を過ごす。

 13:00-13:30 図書館で、旧町名標柱の資料を複写。
 
 13:45-15:45 「泉屋染物店」でご主人と対話。
 職人の技への向上心とプロの作る商品について、思いを聞かせていただく。
 福知山の藍染め手ぬぐいの評価を伺う。(→アマチュアの趣味の範囲)

 喫茶店「2楽章」でブランチセット、ホテルに戻り一休み、

 新道、居酒屋「つどい」で、生ビール&夕食。
 ラウンジ「ぐみの木」でダベる。
 ホテルに戻る。


◆26日(土)曇り
 10:10 駅でレンタサイクル。

 10:20-11:20 「池田商店」でご主人と歓談。

 「藤田味噌麹店」で甘酒パック購入。目当ての塩麹は甘酒優先で製造休止中。

 「宮沢屋」でご主人と立話。菓子は売切れ。
 「明日までに作っておきますよ」とおっしゃる、
 職人気質、老い、引退のこと、余生の過ごし方などなど。

 駅前通りの居酒屋「喜八」で昼食。
 駅でレンタサイクル返却、ホテルへ戻る。

 13:00-17:00 フォリオのSさんの御好意で「豪農の館」を車で案内していただく。
 Sさんの博識あふれる解説とガイドは、今も頭の中をぐるぐると駆け回っている。
 「市島邸」と「北方文化博物館」はともに数回訪れないと、全体像がつかめないと思う。

 「市島邸」は、立派な表門、土蔵、回廊で結ばれた茶室、番頭部屋、大広間ばどが続く。
 新潟地震で倒壊した母屋が再建されていないままなのは、なんとも惜しい。
 市島家は、大隈重信が早稲田大学を創設した際、多大な資金援助をした歴史も有する。

 「北方文化博物館」は、豪農・伊藤家の邸宅を博物館として公開している。
 伊藤家は、石高で約八千石、明治時代には全国の納税者番付トップになったこともある。
 広大な屋敷と庭園が良く保存されていて、落ち着いた展示なども好ましい印象を受けた。

 ホテルまで送っていただきひと休み。
 18:30-23:
45 親戚と過ごす。
 居酒屋「喜八」で会食。
 新道へ出て、スナックなどハシゴして回る。

 ホテルに戻る。


◆27日(日)曇り、のち雨、新発田→東京
 10:000 ホテルをチェックアウト、レンタサイクル。
 10:15-10:30 図書館で資料を追加複写
 10:45-13:00 旧町名標柱を撮影~同心町、馬場町、古徒士町、西ヶ輪、築留

 「宮沢屋」で、粉菓子&桃山&あん玉を購入。(これが最後かも)

 雨が降り出す。

 12:15-14:00 「みやした」で調髪、マスタと歓談
 「大連軒」で昼食
 14:45-15:45 「2楽章」で珈琲

 アーケードのおかげで雨に濡れずに駅へ。

 16:12~ 特急、新幹線で帰京
 20:30 ショッピングして、帰宅