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2020年02月08日

2019京都紅葉紀行

 この2年、京都の紅葉の季節には、2回ずつ撮影に訪れている。
 しかし、昨2019年は1回だけに終った。
 紅葉は、みごとな空振りの三振であった。

 一つは、11月後半、保守しているシステムで、Microsoft社のバグ対応に追われたこと。
 二つは、12月初めなのに、11月に予定していた寺院をそのまま選択したこと。
 三つは、今年はダメ、という敗北感から、まだ残る紅葉をていねいに探さなかったこと。

 訪れたのは三寺院(光明院、高台寺、建仁寺)。
 紅葉の写真は不満足であったが、各寺院の確かな存在感を味わうことができた。
 約二ヶ月遅れで、紀行内容をまとめて報告したい。


◆12月4日(水)晴れ
 06:35 出発
 07:33~10:11 東京~ひかり503号~京都
 京都駅~JR奈良線~東福寺駅~京阪電車~鳥羽街道駅
 鳥羽街道駅~徒歩~光明院

◆光明院(虹の苔寺) 10:45~11:10
 光明院は東福寺の塔頭寺院で、明徳2年(1391年)に創建された。
 枯山水の庭園「波心庭(はしんてい)」は、昭和の名造園家・重森三玲による作庭。
 四季折々でその表情を変えることから、「虹の苔寺」とも呼ばれる。

 紅葉は背景の木々の一角に置かれている。
 いつも変わらぬ石庭、じっと動かぬ苔、移り行く季節を映す植栽。
 駆け足で紅葉を見て回ろうという軽薄な拝観者は、軽く一蹴されるお庭だ。
 

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 光明院~徒歩~東福寺前を経由~京阪・東福寺駅
 東福寺駅~京阪電車~祇園四条駅
 祇園四条駅~徒歩~八坂神社前~高台寺


◆高台寺(ねねの寺) 12:20 ~ 13:00
 豊臣秀吉の菩提を弔うため、北政所ねねが1606年に建立した臨済宗建仁寺派の禅寺。
 霊堂(みたまどう)には二人の霊を祀っている。(思わずお賽銭を投げ入れた)
 当初は大きな伽藍であったが、火災に遭い、今の建物だけが残されたという。

 紅葉は見頃を過ぎていた。


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 徒歩:高台寺~八坂神前~四条通り~花見小路~建仁寺


◆建仁寺 13:20 ~ 13:40
 建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し、臨済宗開祖・栄西を開山に建立された。
 やがて火災などで荒廃したが、臨済宗の東福寺、建長寺から高僧が寺入り、復興した。
 その後、荒廃と繁栄を繰り返し、明治維新を迎える。

 そして、廃仏毀釈、神仏分離の政策で境内を半分に縮小されるなどの法難を受けた。
 また、臨済宗建仁寺派として分派独立し、その大本山となった。
 現在は、座禅道場や写経会などを積極的に開催している。

 国宝・俵屋宗達作「風神雷神図」屏風は、レプリカが方丈に展示されている。
  (原図は京都国立博物館に保管)
 この屏風は、もともと1639年に妙光寺に奉納されたが、その後建仁寺に寄贈されたものという。


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 建仁寺~徒歩~祇園四条駅~京阪電車~出町柳駅

 印度料理「摩耶」でナンのランチ 14:10 ~ 14:40

 出町柳駅~叡山電鉄~修学院駅~徒歩~喫茶店「楽」

◆喫茶店「楽」 15]15~17:15

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 喫茶店~徒歩~修学院駅~叡山電鉄~出町柳駅
 18:00 出町柳駅~京阪電車f~東福寺駅~JR奈良線~京都駅
 18:32~21:10 京都~ひかり523号~東京
 東京駅~中央線~西荻窪駅
 22:00 帰宅

2019年04月02日

2019京都椿紀行~城南宮&霊鑑寺

3月26日(火)、京都へ椿の撮影に出かけた。
行き先は、鳥羽の城南宮と東山の霊鑑寺で、ともに初めて、椿も初めて。
   ・城南宮(じょなんぐう)
   ・霊鑑寺(れいかんじ)
暖かくて穏やかな晴天であった。

◆城南宮のしだれ梅と椿は終り

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 ここでは、2月下旬~3月中旬に「しだれ梅と椿の祭」を開催していた。
 それを目指していたのだが、つい出遅れた。
 しだれ梅は散り、椿もほぼ終わっていた。

 それでも二つの庭園は、それぞれに趣があった。
 梅林しのにだれ梅が咲きそろうタイミング゙にぜひ訪れたい。
 その時期には椿も見頃で、巫女神楽が公開されるのも楽しみだ。
 

 ◇しだれ梅の梅林

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◆霊鑑寺の椿

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こは、椿の名所として知られ、3月下旬~4月上旬に椿が特別公開されている。
 それぞれに由緒のある椿が、山の斜面を取り入れた庭園の巡回路の植えられている、
 秋の紅葉の時期にも特別公開がある。


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 (続く)

2018年11月28日

2018京都紅葉紀行〜嵯峨野編

◆嵯峨野の紅葉

  ◇ウォーキング・マップ  
   JR嵯峨嵐山駅を起点に、嵯峨野の3寺院を訪れた。
   清凉寺、宝筺院、そして渡月橋を眺めて、鹿王院。
   ウォーキング・マップは下図のようになる、

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 ◇清凉寺

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 ◇ 宝筺院

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 ◇嵐山渡月橋

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 ◇鹿王院

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◆御室/仁和寺の紅葉

 ◇アクセス・マップ

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2018年01月18日

2017京都紅葉紀行のまとめ

 11月、京都の見ごろの紅葉を二回訪れた。
 最初(11/17-18)は、姫路城の後に回った。
 しかし、期待通りにいかず、モもやもやした気分が残った。

 雨のせいもあったが、事前の調査不足も大きかった。
 見ごろの間に、再チャレンジすることにした。
 (新発田への三泊四日の紀行を挟んだ)

 二回目(11/28)は日帰りとした。
 結果はまずまずであった。
 そして、今度の秋への楽しみが大きく膨らんだ。

 紅葉鑑賞と撮影を通して、京都の奥行きと多様性を実感した紀行でった。


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<11月28日(火)> 曇り
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◆京都へ*(日帰り)
 09:47-12:05 のぞみ315号
 京都は快晴で暖か
 京都駅→地下鉄・東山駅


◆金戒光明寺(こんかい こうみょうじ)13:15-14:00 無料
 東山駅→平安神宮経由で、(通常なら)徒歩約20分
 ・っ途中の甘味処で、ぜんざい

 1175年に創建された浄土宗の総本山のお寺。
 山門の周辺の紅葉はほぼ終っていたので、ここはスルーした。
 (後で、奥にある「紫雲の庭」が必見の名庭であることを知った)

  ◇小院の庭の紅葉
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◆真如堂(しんにょどう)14:00-14:45 無料
 光明寺から徒歩10分

 正式名称は、真正極楽寺。天台宗のお寺。
 平安時代中期(984年)に創建され、江戸時代(1693年)に現在地に移転した。
 本堂に向かって右側に「三重塔」が建っている。

 紅葉は、参道、本堂横、本堂裏にあり、それぞれに見頃がある。
 今回は、表の参道が真紅に染まっていた。
 本堂横は既に散り始めていて、裏はこれからだが、散り紅葉が美しいという。

  ◇紅葉と三重塔
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  ◇参道の紅葉風景
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 真如堂は、これからも訪れてみたい。
 それぞれのスポットの見頃を撮影するのが楽しみだ。
 (境内は無料公開だが、三脚使用不可なのが残念)

 

◆永観堂(えいかんどう) \1,000 15:00-15:45
 真如堂からタクシーで10分 \840
 (青蓮院へ行くつもりが、運転手のお勧めで永観堂へ)

 863年、禅林寺という寺号で、真言の道場として発足した。
 七世住持の永観(((ようかん、1033-1111)の時、浄土宗に変えて寺を再興した。
 以来、極楽寺は永観堂と呼ばれるようになった。

 永観堂は、京都で有数の紅葉の名所で、見せる(魅せる)演出が随所に施されている
 拝観料はそれなりで人もあふれていたが、土日には長い入場待ちの行列ができるという。
 改めて訪れて、人混みに惑わされず、永観堂ならではの紅葉を撮影してみたい。

  ◇本堂
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  ◇紅葉の十字路の360度画像


  ◇散り紅葉
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  ◇放生池
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◆京都駅、東京へ
 16:30 地下鉄・蹴上駅
 地下鉄、京阪、叡電
 17:00 「楽」へ、空振り
 叡電、京阪、地下鉄

 18:32-21:10 ひかり532号
 22:15頃帰宅

2018年01月04日

2017姫路・京都紅葉紀行のまとめ(京都)

(姫路編から続く)

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<11月17日(金)> 晴れ

◆京都へ
 姫路から京都へ行くのに、多少ムダをした

 09:00 ホテル発
 09:37-10:14 ひかり442号(新大阪止まりだった!)
 10:43-10:57 ひかり464号

 京都駅→花園駅→(タクシー)→嵐電・仁和寺駅→北野白梅町駅
 ・ホテル「クレサンテーム」の場所と予約確認
 嵐電・北野白梅町駅→仁和寺駅
 
◆仁和寺(13:30-14:0)
 仁和寺駅から徒歩3分程。

 五重塔の裏手にあった数本の紅葉の巨木が、全て強風で倒されてしまったという。
 黒い五重塔は、変わらず佇んでいた。
 みごとな構図の紅葉を、三脚を据えて心置きなく撮影できた想い出が哀しい。

 ◇五重塔と紅葉
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◆龍安寺(14:15-15:00)\500
 仁和寺から徒歩約15分。

 入口から本堂まで、大きな池沿いに真っ赤な紅葉の道が続く。
 池の反対側は遊歩道になっていて、帰りにはさらに紅葉を楽しめる。
 ただ、風景にアクセントがないので、どこで撮影したのか分からなくなる。

 石庭は、間近で鑑賞でき、写真撮影も自由だ。
 自由なのはありがたいが、人も多く、禅の心に触れる雰囲気にはほど遠い。
 夜などに、特別な鑑賞会があるのかもしれない。

 ◇石庭
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 ◇石庭の360度写真 → こちら


 ◇紅葉の遊歩道
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 ◇紅葉の遊歩道の360度写真 → こちら


 嵐電・龍安寺駅まで徒歩約20分(やや遠回り)、北野白梅町駅へ。
  15:40-17:30 ホテルで休憩。

◆北野天満宮の紅葉ライトアップ(17:45-18:309)\700
 ホテルから徒歩5分?北野白梅町駅から徒歩10分。

 境内を流れる川沿いに紅葉の遊歩道がある。
 ライトアップは見事だが、写真は難しい。
 それと一人で鑑賞するのは昼間がいい。夜はいかにも侘しくなってしまうから。

 ◇ライトアップ紅葉
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◆京都の夜はファミレスで
 18:50-19:30 和食さと
 19:35 ローソン
 19:40 ホテル帰着

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<11月18日(土)> 雨

 09:45
 北野白梅町から市営バスで出町柳へ。
 叡山電鉄・出町柳駅?一乗寺駅

◆詩仙堂(10:3-11:30)\500 雨
 一乗寺駅から曼殊院通りを徒歩約15分。

 中国の詩仙36人の肖像画と漢詩の墨書を掲げるお堂。
 お堂の前に小庭園があり、生垣の向こうがやや広い回遊式の庭園担っている。
 多くの人たちが静かに座敷から庭を眺めていた。
 見ごろの紅葉は雨の中だったが、藤棚などもあり、折々の季節に楽しめそうだ。


 ◇雨に煙る紅葉
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◆圓光寺(11:30-12)\500 雨
 詩仙堂からすぐ。

 徳川家康が学校として創建した寺で、本堂の前に「十牛の図」を模した石庭がある。
 紅葉のことだけ考えて訪れたが、事前の勉強不足のため、意味が分からず反省。。
 裏山にもいろいろと趣があるようだが、今回は見落とした、次回のお楽しみ。

 ◇十牛の石庭
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◇本堂から紅葉を見る
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◆曼殊院門跡(12:15-13:00) \700
 雨、上がる、詩仙堂徒歩20分。途中からかなりの上り坂。

 こちらも事前情報不足。
 食事処で昼食を予定していたが、店は廃業となっていた。
 小庭に面した喫茶コーナーで抹茶セット。

 ◇喫茶コーナーから
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◆喫茶店「楽」(13:15-14:45)
 曼殊院から徒歩15分。下り坂。

 京都でなじみの喫茶店。
 珈琲+ピラフ+珈琲。
 ママから京都の紅葉やその他の情報を聞く。

 ◇店内の360度写真 → こちら


◆京都駅→東京へ
 「楽」から徒歩5分で叡山電鉄・修学院前駅へ。

 叡山電鉄→京阪電車→地下鉄東西線+烏丸線→京都駅

 15:57- 18:40 ひかり474号
 21:40頃帰宅

2017年11月13日

2017姫路・京都紀行のプラン

◆姫路城、今年3度目の訪問
 奇跡的に、16日(木)のホテル予約ができた。
 姫路城の内部のライトアップ・イベントもあって、ありがたかった。
 紅葉は少し早いかもしれない。

 回3度目で、城の「い、ろ、は~り、ぬ」の門をすっきりと理解できそうだ。
 順番はともかく、どこにどんな風に構えているのか、もやもやとしてからないかった。
 西の丸へも、初めて入ってみる。

◆京都の紅葉
 紅葉の季節なので、京都を訪れることにした。
 北野天満宮の「紅葉苑」と仁和寺の五重塔を予定、
 これらの間には、金閣寺、龍安寺があって、いずれも徒歩の距離だ。

◆ 2泊したいが、ホテルが取れない
 海外からの観光客がホテルを埋めている。
 観光地や周辺を含めて、ホテルは満杯だ。
 最後まで粘って、京都・奈良で17日(金)のホテル探しを続けたい。

2016年11月20日

藍/こうのとり/城/京紅葉紀行(概要)

11月12日(土)~15日(火)に、福知山、京都方面の紀行に出かけた。
迷ったり時間をロスしたりも含めて、概ね、当初プランの通りにいき、毎日を楽しめた。
数年ぶりで京都の紅葉を撮影できたのがうれしかった。

◆12日(土)快晴、東京→福知山
 午後、福地山の藍まつり会場(交流プラザ3階)へ。
 そこそこ盛況であったが、出品者も来場者もほとんど女性。
 藍同好会の世話役的な方(男性)にいろいろとお話を聞かせてもらった。

◆13日(日)快晴、福知山→豊岡→福知山
 「こうのとりの郷」を訪れた。
 一般公開用のコウノトリ(飛べない)を柵越えに観察、写真とビデオで撮影。
 絶滅したコウノトリ復活の物語はとても感動的であった。

◆14日(月)雨、福知山→篠山→福知山
 雨の中、丹波篠山城の城址を訪れた。
 本丸と二の丸の長方形のお濠に加え、東と南の馬出(うまだし)が残されている。
 復元された本丸の大書院は月曜は休館、帰りに「丹波の焼き栗」を土産に買った。

◆15日(火)曇りのち晴れ、福知山→京都→東京
 帰途、京都で途中下車し、仁和寺と金福寺を訪れた。
 仁和寺は紅葉がずいぶんと進んでいて、観光客も少なく、ゆっくりと三脚で撮影できた、
 芭蕉・蕪村ゆかりの金福寺は、こじんまりした枯山水の小庭と芭蕉庵がつつましい。

 日が落ちてきたので、詩仙堂と曼殊院は次回に回すことにした。
 徒歩20分程にある喫茶店「楽」に寄り、ホッと一息。
 京都駅から新幹線ひかりで帰京。

2015年12月17日

京都:少年の『心の親切』との一期一会

 11月27日、京都・上高野で道に迷った。
 出会った少年に教えてもらった。
 彼の『心の親切』に感銘を受けた

◆道を教えてくれた少年の「心」
 Nexus7でマップを見ていながら、方向感覚が乱れてしまった。
 戻って探し直そうと思って歩き始めたら、小学5,6年生位の少年に出会った。
 金属バットを入れたバッグを肩にかけている。

 腰を低めて、「宝幢寺(ほうどうじ)というお寺を知ってますか?」と尋ねた。
 「はい、知っています。すぐ近くだから案内します」と少年。
 彼に付いて行く。

 「この先の左側に階段があります。
  上ると門があって、呼び鈴を押すと、お寺の人が出てきます」。
 (いや、そうじゃなくて、山門に行きたいんだけど…)

 少年に礼を言って、一人でさらに行く。
 階段が見えて、道はその先で左に折れている。
 それが山門へ通じているらしいと思われた。

   ◇ ◇ ◇

 「そこを上って下さ~い」と、後ろから声が飛んできた。
 さっきの少年年が、先まで見届けていてくれたのだ!
 下の道を行きそうに見えたので、ダメを押したのだ。

 これは上らないわけにはいかない。
 少年に手を振って、少々急な階段を上った。
 上り詰めてから、ゆっくりと下って道に戻ると、少年の姿は消えていた。

   ◇ ◇ ◇

 緩やかな道を寺沿いにたどって行くと、やがて、T字路に。
 左の角に「宝幢寺」の石碑が立っていて、奥に山門が見える。
 ささやかながら紅葉が美しかったた。

◆「心」の親切
 あの少年の「親切」は、彼の「心」から生まれている。
 教えるという「親切」の行く末まで見守る「心」である。
 その「心」はどうやって育まれたのであろうか?

 品格のある家庭、が思い浮かぶ。
 あるいは、野球部での精神的指導の賜かもしれない。
 知識ではなく、知恵として彼の身についている。

 道を尋ねて「心」を教えてもらった。

◆一期一会
 彼の名前は聞いていない。
 写真も撮っていない。
 ごく一瞬の出会いに過ぎない。

 しかし、さわやかで、濃厚な思い出が残っている。
 どこか魅せられている京都・上高野の少年。
 よき一期一会であった。

2015年12月02日

京都:紅葉紀行2015

◆今年は「ハズレ」
 今年の京都の紅葉は、完全な「ハズレ」であった。
 京都の方々は、お口をそろえて「今年の紅葉はあかん」。
 天候が暖かで、冷えが足りなかったようである。

 まだ緑のモミジ、紅葉のモミジ、散り始めたモミジが混在。
 それが今年の京都の現実らしい。
 燃えるような紅葉は、来年のお楽しみとなった。

◆訪れたところ
 ◇目当ての仁和寺は散々(27日午後)
  今回の第一の目当てであった仁和寺。
  五重塔の周辺は、枝に葉が一枚もナシ。
  三日前に電話した時は「今が見ごろですが風が吹いたら散ります」で、その通り。

 ◇隠し玉の紅葉のトンネルもギブアップ(28日午後) 
  洛北の叡山電鉄鞍馬線が通る紅葉のトンネル(約250m)を見たいと思っていた。
  しかし、電車は満員で、とても車内から鑑賞・撮影はできそうにない。
  紅葉そのものも冴えないようなので、中止にした。

 ◇上高野からのさんさく(28日午後)
  代えて、叡山電鉄鞍本線の三宅八幡駅~修学院駅のコースを歩くことにした
  
  上高野は、すばらしい和風住宅が点在していて、通り抜けが楽しい。

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  宝幢寺(ほうどうじ)では、山門の紅葉が迎えてくれた。

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  赤山禅院~修学院正門前~鷺の森神社~喫茶店「楽」~修学院駅。(全行程約4.5km)

◆京都は大混雑
 京都は内外の観光客であふれていた。
 コインロッカーはどこも満杯で弱った。(目的地への降車駅で利用)
 地下鉄も緩いラッシュ並みの混雑。Suicaが使えて助かった。

 京都へ行くときは、観光客が集まる有名な紅葉の名所は避けている。
 写真を撮るのが目的なので、ひとが写り込まず、三脚がOKのところを探す。
 次回は、現地で教えていただいた隠れ名所を訪れてみようと思う。

 ホテル予約も難題で、奈良に泊まったが近鉄特急で往復2千円かかる。

(12/4追記)
◆旅程
 ◇第一日(11月27日金曜日)晴れ
  東京→京都。12時半頃着。

  仁和寺へ。(山陰本線花園駅から徒歩で往復)
   ・仁和寺の紅葉は、過去完了形。
  途中にある喫茶店「ヴェルディ」に往き帰りに立寄る。

  近鉄京都→近鉄奈良。
  まぐろ処「まぐろ小屋」で鉄火丼、居酒屋「たまき」で一杯。
  ビジネスホテル泊。

 ◇第二日(11月28日土曜日晴れ
  近鉄奈良→近鉄京都。
  地下鉄烏丸線京都駅→今出川駅~徒歩~叡山電鉄出町柳駅→三宅八幡駅。
  散策:上高野~宝幢寺~修学院正門前~鷺の森神社~喫茶店「楽」~修学院駅。

  叡山電鉄修学院駅→出町柳駅~徒歩~地下鉄今出川駅→京都駅。
   ・歩き疲れで脚が痛く、徒歩はきつかった。
  京都→東京。のぞみ自由席は満席。

2014年06月07日

京都:晩秋紀行(2013/12/04-05)(旅程)

 12月の初め、大阪で懇親会をやろうという声がかかった。
 若かりし頃に勤めてした会社の同僚が集まる。
 きわめて懐かしい顔ぶれで、喜んで参加することにした。

 大阪まで行くなら京都に寄ろう。
 あるいは紅葉に間に合うかもしれない。
 ということで、この京都晩秋紀行となった。

 残念ながら、紅葉はほぼ終わっていた。
 そのかわり、思いがけない京都の素顔に出会うことができた。
 京都の全く新しい魅力に惹かれることになった。


◆第1日目 12月4日(水) 快晴
 -- ◇京都『仁和寺』の紅葉は空振り
 -- ◇『仁和寺』の「御殿」を拝観
 -- ◇夜は大阪で懇親会

 10:00-12:23 東海道新幹線(東京 → 京都)
 荷物をコインロッカーへ。
 梅うどんセットで昼食。

 12:57-13:08 山陰本線(京都 → 花園)。晴れ。
 徒歩で駅前の大通りを左(西)へ、T字路の信号で右(北)へ、あとは直進。
 仁和寺前の大通りへ出る。左へ少し行けば正門。(駅からは、正味で約25分)

 14:05-14:55 仁和寺
 -- ・五重塔の周りの紅葉は、完全に終わっていた
 -- ・正門の左手にある「御殿」を拝観。広大な建物と庭園。

 仁和寺の南の御室(おむろ)の住宅街を抜けて、花園駅に向かう。
 往路を戻る途中、左側に小さな喫茶店を発見し、立ち寄る。
 15:10-15:25 喫茶店「ヴェルデ」で珈琲。女性店主はおなじみさんとおしゃべり。

 さらに進んで三差路のところで道なりに左へ行ったら、往路と違う道。
 マップで確かめると、遠回りでも駅へ通じるのでそのまま歩く。
 15:55-16:05 山陰本線(花園 → 京都)

 コインロッカーで荷物を回収。
 16:15-16:40 東海道本線新快速(京都 → 新大阪)
 17:10 ホテルにチェックイン。少々道に迷う。

 17:40 ホテル発。地下鉄御堂筋線で心斎橋へ。
 (旧友達とフグのフルコース)
 23:45 ホテルへ戻る。


◆第2日目 12月5日(木) 晴れ
 -- ◇晩秋の京都の上高野地区を散策。(地元の方が雑誌で紹介していた)
 -- ◇予定コースは、三宅八幡駅→上高野→赤山禅院→修学院離宮前→鷺森神社
 -- ◇鷺森神社の神楽を拝見

 09:40 ホテルにチェックアウト。
 10:03 JR東海道本線新快速で京都へ。荷物をコインロッカーへ。
 11:00 駅前からバスで叡山電鉄・出町柳駅へ。

 11:47 叡山電鉄で三宅八幡駅へ。
 道なりに上高野方面へ歩く。「赤山禅院(せきさんぜんいん)」をめざす。
 すばらしい和風住宅が新興住宅の間に点在する地区に入った。(ここが上高野)

 左手(北側)が田んぼになったので、住宅地の方(南西)へ曲がる。
 車庫前で車を洗っていた女性に道を丁寧に教えていただいた。(コースは概ねOK)
 しばらく和風住宅が点在する緩い坂道を上っていくと、「赤山禅院」の裏手に出た。

 ここで、先程教わった裏山沿いの道へ入ってみた。
 結論は、止めとけば良かった。ハイキングコースだったので、途中で引き返す。
 13:00-13:15 「赤山禅院」。鳥居がある。紅葉は終わっていた。

 13:30-13:50 食堂「小林家」で天丼
 -- ・ここで、「鷺森神社」で<お火焚き>の神事があり、神楽も奉納されるとの情報。
 -- ・毎年12月5日で、まさに本日。15時頃に始まる。ぜひどうぞ、と勧められる

 修学院離宮前 → 鷺森神社。途中に畑や和風住宅あり。
 14:30 鷺森神社。長い参道の入り口の鳥居のあたりは、紅葉がまだ残っていた。
 神楽まで時間があるので喫茶店を探して、鳥居正面の通りを歩く。

 14:40-14:55 喫茶店「楽」で珈琲。また寄りたくなるお店。
 15:00-15:25 鷺森神社で神楽を見学。iPoneでビデオ撮影。
 -- ・中学生という女性が、実にしっかりと舞っていた

 鷺森神社の西側の道を北へ緩く上って、突き当りを東に折れ、東山の裾沿いに進む。
 まもなく、左の山側に「曼殊院」。今回はパス。
 この後、神社前に戻ろうとして道に迷い、30分ほどロス。

 16:20-17:40 喫茶店「楽」で二度目の珈琲。
 -- ・山裾にある田園の風景に心癒される、とママさん
 -- ・さりげなく雑貨小物などを並べ、販売している

 -- ・観光客があふれている紅葉の名所が「お好きどすか?」と地元のお客さん
 -- ・知合いが来たら、静かに紅葉を味わえる所に案内する、とおっしゃる
 -- ・今度は、そこを教えていただいて訪れてみたい

 大通りへ出て、市バスで京都駅へ。
 19:00-19:15 駅ビルで夕食。
 19:42-22:05 東海道新幹線「のぞみ252号」で帰京。

2013年12月28日

京都:「行かはりますか?」

◆向こうから声をかけてくれる優しさ
「出町柳の駅に行かはりますか?」と声をかけられた。
京都駅からバスで来て「出町柳」で降りてウロウロしていた。
叡山電鉄の「出町柳」駅が見当たらない。

「そこの交差点を右へ真っ直ぐ行くと駅ですよ」と教えてくれた。
通りがかりの中年女性が、向こうから声をかけてくれたのだ。
驚いた、京都の女性は、何と優しく親切なんだろう。

まるで、女神が現れて導いてくれたようなもの。
初め良ければ全て良し。
以後、この日(12/4)は、次々と優しく親切な女神達に出会うことになった。


◆京ことばの厳しさ
前回の記事で紹介したように、上高野界隈の散策は最高であった。
最後に寄った喫茶店「楽」のママさんに、そんなことを話した。
「出町柳の駅に行きはりますか?、と声をかけられたんですよ」と。

即、「行かはりますか?」とママさんの凛とした訂正が入った。
『行きはる』ではなく『行かはる』が「京ことば」。
いやー、京都の女性はとても優しく親切だが、隙がなくとても厳しい。

2013年12月13日

京都:晩秋散策紀行2013(上高野編)

◆晩秋の散策
紅葉はもうピークを過ぎていた。
その晩秋の京都の静かな「上高野」地区(左京区)を散策した。
雑誌「サライ(2008年9月18日号)」で紹介されているコース。

地元の方が推奨する淡々とした散策路である。
観光客がほとんど訪れない。
紅葉の季節だけでなく、折々に訪れてみたくなる趣がある。


◆心に残る和風の住宅が点在
叡山電鉄の「三宅八幡」駅から出発。ここは無人駅。
上高野の住宅街から修学院の方向へ歩く。
上高野は風格のある和風の住宅が点在し、独特の風情がある。

上高野(住宅#1)上高野(住宅#2)く)

土塀や石垣、個性的な門構え、庭の樹木、ゆとりを感じる建屋、‥‥。
しばらく以前は、こういう住宅がより多く連なっていたのであろう。
さりげない住宅風景でありながら、胸に深く刻まれる。

上高野(住宅#3)上高野(住宅#4)く)

これは、<和の文化>なのだ。

周囲の無粋で狭小で無機質な現代住宅とは対照的である。
道を訊ねた地元の方が嘆いていた。
「一軒の大きな家が潰されては、四、五軒の建売住宅になる」

けっこうな枚数の写真を撮影したが、不思議なことに気がついた。
すべての写真の撮影場所、カメラの位置づけ、構図の狙いを覚えているのである。
これは初めての経験だ。

たぶん、個々の住宅の個性に強く心を捉えられたからだ。
その心でシャッターを切る。
そして、カメラだけでなく、心にも映像がクッキリと記録されたのに違いない。


◆道を訊ねれば、情報の倍返し
京都の人は、コトバ優しく、物腰柔らかである。
しかし、そのウラで、よそ者を冷ややかに突き放して見ている、と信じていた。
それが今度の散策で、コペルニクス的にひっくり返った。

 ◇ ◇ ◇

上高野の住宅街をだいぶ進んで、車を洗っている奥さんに「赤山禅院」への道を訊ねた。
親切に教えてくれた上に、「左へ行くと‥‥」と追加をされた。。
大きな家が減っているとか、サルが出るとか、高台から夜景がきれいだとか、‥‥。

 ◇ ◇ ◇

「赤山禅院」から「修学院」へ向かうところに、食堂があったので、天丼を食べた。
帰りがけに「鷺森神社」への道を訊ね、分かり易く教えていただいた。
「今日、神社で一年に一回の『御火焚き祭』がありますよ」と貴重な情報のプッシュ。

鷺森神(紅葉と鳥居)鷺森神(御火焚き祭)

 ◇ ◇ ◇

「鷺森神社」の『御火焚き祭』まで時間があったので、近くの喫茶店「楽」に寄った。
ママさんは「曼殊院へ行く途中の田園風景がとても好き」と言われる。
居合わせたお客さんは「この先の金福時からは京の町が見渡せる」と勧めてくれる。

 ◇ ◇ ◇

つまり、訊ねられたことに答えるだけでなく、さらに情報を与えてくれる。
つまり、有名観光スポットではなく、身の回りの<良きもの>に誇りを持っている。
つまり、京都の人は、優しく、つつましく、とても親切なのだ。


◆すっぴんの京都
今回の散策では、京都の素顔の一端を垣間見たような気がしてならない。
これまでの「京都観」が一変した。
これまでは、最中(もなか)の皮だけしか食べていなかったということである。

もう一度、このコースを初めから、もっとゆっくり、もう少し先まで歩いてみたい。
また、地元の京都人と話をしてみたい。
それもゆっくりと、いろいろと。

2013年12月01日

京都:紅葉の京都へ行くことに‥‥

◆昔の仲間と大阪に集合
新発田から帰って、さてというところに、メールが来た。
「大阪に集まるから参加しないか?」
12月4日の夜という。

自分を含めて4人。
札幌、倉吉(鳥取県)、勝山(福井県)、そして東京の自分。
若い頃、同じ会社の飯を食った気さくな仲間達。

それぞれが各地でバラバラな人生を送っているが、互いに心の絆はとても強い。
札幌の一人が大阪に出張するのがきっかけ。
フグ刺しで久しぶりの懇親会に喜んで参加することにした。

◆京都の紅葉を撮影に
ところでこの時期、京都は紅葉の真っ盛りで、渡りに船。
朝、三脚を担いで東京を出て京都で途中下車、紅葉を撮影することにした。
嵯峨野や東山は大混雑するので、穴場を回る。(後で報告します)

5日の帰りにも京都に寄ろうと思っている。
コースはこれから調べて決める。
「Nexus7」がマップで大いに役に立っている。iPhoneは画面が小さい。

◆iPhoneも忙しい
iPhoneにはアプリを徐々に取り込んでいる。
iPhoneを使いこなすには、アプリを使いこなすことだ。
今回の紀行では、カメラ&ビデオの機能を使ってみようと思う。

2007年12月03日

京都:醍醐寺 ~ 柴燈護摩(さいとうごま)

11月27日、本曇り、醍醐寺へ京都駅から地下鉄で行く。
醍醐駅から新興住宅街の登り坂を越えて15分で、山門前に到着。
鳥のさえずりを聞きながら、門を抜けて参道を進む。

◆三宝院の庭園 ~ 藤戸石(ふじといし)
参道左手の三宝院を拝観、表書院から庭園の中央にある『藤戸石』を眺める。
この石は、源氏が平家を破った藤戸の浜で戦いの帰趨を見届けたという。
足利義昭、織田信長らを経て、豊臣秀吉が手に入れここに据えた。

絢爛豪華な『醍醐の花見』のわずか半年後に、秀吉は死去。
自ら設計した三宝院の庭園の完成も、死後のこととなった。
<露と落ち 露と消えにし わが身かな なにわの事も 夢のまた夢>

◆柴燈護摩(さいとうごま)
金堂奥手の不動堂で、柴燈護摩が焚かれていた。
ドイツで開催される「醍醐寺展」の無事を祈祷するものとのこと。
紫の袈裟の僧侶が祈祷文を読み上げておられた。

写真ギャラリー

居並ぶ僧侶の紫と紅い衣、紅い天蓋の傘、修験者の白い装束。
柴燈護摩のモクモクの白い煙、メラメラの黄色い炎。
般若心経を唱える中、不動明王の前で祈祷が進められた。

醍醐寺は、修験道の大本山であるという。
三宝院にいた時、法螺貝の太い響きが聞こえていた。
貴重な儀式の場面に遭遇できて幸運であった。

2007年12月02日

京都:仁和寺 ~ 紅葉

◆仁和寺へ
11月26日午後、嵯峨野が混み合っていたので仁和寺へと向かう。
京福電鉄で「嵐山」から、「御室仁和寺」まで。 200円也。
1両か2両の編成で、路面電車に近いが、専用軌道を走る。

「帷子の辻」(かたびらのつじ)で嵐山本線から北野線に乗り換える。
仁和寺は御室仁和寺駅から徒歩3分ほどで、便利。
ここは『御室桜』で有名な寺院。

◆仁和寺の紅葉
紅葉はちょうどよく色づいていた。
境内はほどほどに空いていて、三脚も使用できた。
五重塔を背景にした逆光の紅葉を撮りたかったが、時間が少々早過ぎた。

写真ギャラリー

やや不満足な写真ではあるが、やはり五重塔と紅葉の組合せはすばらしい。
空を見上げる方向で撮ったのは、そこそこの紅葉写真になったと思う。
また次の機会に、仁和寺でチャレンジするのが楽しみだ。

2007年11月28日

京都:紅葉紀行 2007

紅葉の京都に出かけた。
25日(日)~27日(火)の2泊3日。
京都は観光客であふれていて、ホテルはずーっと満杯。

大阪に2泊して、昼は京都の紅葉、夜は法善寺横丁ということになった。
京都は25、6年ぶりか、法善寺横丁も20年ぶり位かと思う。
まずまずの紅葉の写真も撮れたし、浪花の味も楽しんで、よい紀行であった。

◆25日(日)晴れ
明日の予定を急きょ変更して、昼過ぎに出発。
京都は明後日から天気が崩れるという予報なのと、
大阪・心斎橋のビジネスホテルが、今日と明日だけ空き室あり、が理由。

新幹線「のぞみ」の自由席を並んで確保できた。 連休の終わりで人、人、人。
ホテルには、20時頃着。 一息入れて、歩いて道頓堀へ。
法善寺横丁で、生ビールとつくね鍋などで夕食。 宗右衛門町界隈を回ってホテルへ戻る。

◆26日(月)晴れ
8時半に出発、ラッシュ時の地下鉄御堂筋線で阪急梅田へ、さらに嵐山へ(9:45)。
渡月橋を渡って、天竜寺前から嵯峨野めぐりへ。 観光客の行列、タクシー、さらに人力車。
常寂光寺と二尊院は混み過ぎていたので拝観はパス。 落柿舎と百人一首公園に立寄る。

妓王寺の紅葉は未だ。 やや山陰なので遅いのかも。
化野念仏寺はやや空いていて、写真撮影。ここは黄葉。
帰り道、昼時の食事処はどこも満席、ようやくの店もご飯類は売り切れでキツネウドン。

嵯峨野を逃げ出して、京福電鉄で御室・仁和寺へ(13:30)。
ここは御室桜の名所であるが、紅葉は少々。
それでも人が少ないので、三脚でじっくりと撮影ができた。

五重塔を背景に、すばらしい紅葉。 撮影冥利につきる。
これで今回の紅葉紀行の目標を達成し、ホッと一息。
「たかが紅葉、されど京・紅葉」である。

嵐電、阪急、地下鉄で心斎橋のホテルに戻る(17:30)。
法善寺横丁の「鯛めしの銀家」(別途紹介)で、コンロ焼き、お造り、鯛めしなどを賞味。
日中歩いて、疲れていたので、まっすぐ帰って寝る。

◆27日(火)本曇り
豊臣秀吉の花見で有名な醍醐寺へ行くことにして、10時前に出発。
JR京都駅から地下鉄で醍醐へ。 雲が厚い。(12:45)
醍醐寺では、三宝院の庭園を拝観、金堂前で紅葉を撮影。

JR京都駅へ戻って、「ひかり」指定席で帰京(18:40)。
京都の紅葉は大混雑なれど、また訪れたくなる。 だから混む。
大阪の法善寺横丁も時々は徘徊したいと思う。

2007年11月27日

京都:紅葉(写真速報)

紅葉紀行で京都に出かけた。
名所の嵯峨野は、ものすごい人の波で、ゆっくり撮影などできなかった。
御室・仁和寺での紅葉が今年の紅葉写真となった。

こういう「紅」が撮れたから、1年目としては自己満足。
撮り方は、雑誌の紅葉特集号を参考にした。
紅葉の色合いと天気と時間と構図と露出設定などの組合せで、やはり奥が深い。