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2008年05月15日

大阪風景:道頓堀と法善寺横丁(2008年5月)

◆ミナミ
大阪ミナミの道頓堀は変った。
数十年前のおぼろな記憶しかないけれど。
そして、法善寺横丁は、昔のたたずまいであった。

道頓堀と法善寺横丁

◆道頓堀は今
シンボルでもあった「くいだおれ」食堂がこの6月で閉店するという。
道頓堀はかつて、おっさんの街であったと思う。
にぎわうお客も並んだ店も、懐かしく温かみがあった。

「かに道楽」の巨大看板と「くいだおれ人形」は全国に知られていた。
暖簾と格子戸の店も、たこ焼き屋台も活気にあふれていた。
そして幾星霜。

道頓堀はすっかり若者の街になった。
煌々とした看板と照明、絶え間なくがなりたてるマイク、スピーカー。
嬌声をあげるグループ、幅をきかせるチェーン店などなど。

活気はあるがどこか空虚な空間だ。
儲かるときに資本が群がり、儲からなければサッと引く、そんな時代の鏡かも。
喧騒の中で消える「くいだおれ」食堂の後は、どんな資本の店になるのだろうか。

◆法善寺横丁の「粋」
いま、「粋」といえる街は、どこにどれだけあるだろう。
法善寺横丁はまさに「粋」な横丁だ。
静かなたたずまいの店が並び、石畳には打ち水。

道頓堀から通りひとつを隔てただけの別世界。
「粋」であっても、とりすましてなどいない。
とことん横丁であり、庶民的だ。

まだ「鯛めし銀家」しか知らないが、これから横丁探訪をしていくつもりだ。
この横丁を「くいだおれ」にしてはならない。
大阪を訪れたら、ぜひ法善寺横丁に立ち寄って欲しい思う。

2008年05月13日

奈良・大阪あれこれ紀行

◆あれこれ
今回は、あれこれとまぜこぜの内容の紀行であった。
天候と土日大混雑回避と中国国家主席の奈良訪問前がポイント。
よって、8日(木)~10日(土)の日程にした。

◆5月8日(木) 晴れ、暑い
正午過ぎ新大阪着、大阪から「大和路快速」でJR法隆寺へ。
駅から法隆寺まで徒歩20分、途中のファミレスで昼食。
境内は修学旅行生が多い。

百済観音はすらりとした姿がやはりすばらしい。
特別開催の「秘宝展」で「平成玉虫厨子」を拝観。
東伽藍の夢殿や中宮寺はパス。

JR法隆寺から奈良へ回って、夕暮れの興福寺、猿沢池をぶらつく。
19時からのライトアップを待って、東向通り商店街で蕎麦。
五重塔と猿沢池からの夜景を撮影、まずまず。

JR大阪へ戻り、ハヤシライスを食べる。(これが当夜のわびしい夕食となった)
ミナミのホテルにチェックイン。
法善寺横丁まで下見に行って戻り、写真をチェックして寝る。

◆5月9日(金) 晴れ、暑い
ボタンの長谷寺へ近鉄なんばから向かう。
今年は例年より一週間早く満開となり、もう終わりという。
わずかに鉢植えに残る数輪を撮影、結局ボタンは空振り。

フジの春日大社へと近鉄を乗り継ぎ奈良に到着、昼食。
駅から徒歩30分程の神苑で満開の遅咲き系のフジを撮影。

浮見堂、猿沢池を経て東向通り商店街まで戻る。

興福寺五重塔の宵闇の写真(昨日のは夜)を撮るには、二時間ほど間がある。
商店街の横丁(桜通り)に小さな和風スタンドを見つけ、ビールで時を待つ。
夜景の撮影後、近鉄で大阪・なんばへ40分。

そのまま道頓堀へ歩いて「くいだいれ人形」を撮影。

法善寺横丁の「銀家」で生ビール、鯛飯(二人前)などを満喫。

お腹はいっぱい、足はクタクタでホテルに帰る。

◆5月10日(土) 雨、寒い
昨日までとは一転、雨で寒い。
どこへ行くか迷って、とにかく近鉄で奈良へ向かう。
桜通りの喫茶店「Rakan」でママさんと話しながら作戦検討。

アーケードを抜けた先にある「奈良町」を散策することにした。
カサをさして歩いたが、レトロで落ち着いた雰囲気の「町」だ。
路地に資料館などが点在し、特に個人経営の「奈良町資料館」は楽しい。

一角の「あしびの郷」で「おつけもの御膳」の昼食。
帰途、また「Rakan」に寄ってひと休み、豆を300g挽いてもらう。
近鉄で大阪・なんばへ、地下鉄で新大阪へ、新幹線で東京へ。

(各報告編へ続く)■

2007年12月06日

大阪:法善寺横丁 ~ マップ

◆横丁の案内図を探す
法善寺横丁の案内図探した。
ネットもガイド本も、かなり探した。
やっと、1冊のムックに簡単な図を見つけた。

ミナミの紹介のほんの1頁にちょこっと載っているだけ。
横丁の情報もありきたりで面白くない。
立ち読みで図を覚えて帰った。

◆自分でマップ作成
ネットの地図サイトで法善寺横丁の部分を JPEGファイルに収録。
これを「FLASH」に読み込んで、文字や線やマークを書き込む。
できたマップを JPEGファイルにして完成。

HozennjiYokocho.JPG

まだお店は2軒しか知らないし、うち1軒は店名があいまい。
そこで、鯛めしのお店だけ載せてある。
これが5軒くらいになれば、東京者として一応の横丁通(つう)になれるかも。

◆蛇足
マップにあるように、法善寺横丁は法善寺の参道と平行している。
マップを作るとき、初めて気がついた。 二つとも法善寺横丁と思っていた。
参道にもお店があり、通り抜けで横丁と参道を行き来ができる。