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くるくる新発田:田んぼの子供達

5月3日(木)、午前のハプニング。
Hさんのお孫さん達が、田んぼで虫や魚を採るといって、
網を持ったり、ゴム長をはいて、みんなで繰り出したのです。

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田植えが始まる中、子供達は夢中で、小さな水路を探っています。
まだ水も冷たく、獲物はゲンゴロウやタニシの子供。
歓声をあげたり、すべって足をずぶ濡れにしたり、仲良く大騒ぎ。

田植えの作業の撮影の合間に子供達の姿を追っていましたが、気がつくと、
彼らはずっと向こうの田んぼのあぜ道で遊んでいます。
その様子があまりにも気ままで楽しそうで、つい見とれてしまいました。

やっと、カメラの望遠で何枚かのショットを撮影できました。
思いがけない光景と、すばやい子供の動きに、ただシャッターを切っただけでした。
田んぼで遊ぶ子供達の雰囲気だけでも味わっていただければと思います。

 ◇ ◇ ◇

こんな光景は、新発田へ来るようになって見たことがありません。
自分の子供時代は、田んぼはとても楽しい遊び場でした。
いつも子供達の声が響いていたものです。

農薬が大量に使われ、生物が田んぼから消えました。
危険なため、子供は田んぼに近付かないようになりました。
機械化が進み、一家総出の田んぼの作業もなくなりました。

ここ数年、農薬が減らされて、田んぼの生物も戻ってきています。
赤トンボ、蛍、どじょうやタニシ、ゲンゴロウなどが増えています。
楽しく遊べる自然が回復しているように思います。

それでも、田んぼで遊ぶ子供達を眼にすることは、奇跡に近いのです。
絶滅をまぬがれた貴重な光景を見せていただいたのです。
Hさんの三代家族のすばらしさに、またも感動いたしました。

【ここで一首】
   <風に乗る 子供らの声 五月晴れ 田植え機の音 水のせせらぎ>■