« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »

2007年11月25日

お米2007 ~ 魚沼産コシヒカリを食す

◆市販の魚沼産コシヒカリ100%
やはり、魚沼産コシヒカリを食べてみなくては話にならない。
ということで、スーパーで2Kgを買ってきた。
店頭価格で、1,580円也。

◆さすが魚沼産
新米なので、2カップの米を標準の8割の水加減で炊いた。
さすがにうまい! さすが魚沼産!
我が「ぷちぷち感」もあって、甘味もあって、翌日もいい味である。

◆高ければ旨(うま)い
品質と味は価格に比例する、とは正しいようだ。
高いお米は、うまい。
今回の魚沼産は、普通の新潟産コシヒカリ100%より、約5割高かった

◆お米の素性
「魚沼産」ということしか分からない。
「魚沼産」の定義もまだ理解できていない。
袋表示が魚沼産100%で、大手スーパーの扱いで、味がいいから、まぁいいか。

2007年11月22日

お米2007 ~ ハサ掛け米を食す

◆消え行くハサ掛け
ハサ掛け米は、貴重なお米だ。
ハサ掛けは、稲を「ハサ」という枠組に掛けて天日に干す。
現在では、稲はコンバインで刈取り、脱穀し、乾燥機で乾燥する。

ハサ掛けは、重労働で、非効率で、お天気次第。
高度成長、効率優先、機械依存の時代の流れに取り残され、衰退してしまった。
そんな中で、ハサ掛けを守り続ける人達がいる。

◆米作り仙人との出会い
その一人の方(仙人?)と出会い、お米を分けていただくという幸運に恵まれた。
仙人の米作りの薀蓄も伺った。
田植えからハサ掛けまでの一貫した米作りの理念と信念に感動した。

◆あの時のあの味
50年前に食べた、あの「ぷちぷち感」の極上の味である。
噛むほどにほのかな甘味がでてくる。これが本当の米の飯だ。
そういえば、炊いているとき、炊飯器から香ばしい湯気が漂っていた。

なぜ、ハサ掛け米には、「ぷちぷち感」があり、甘味があり、香りがあるのか。
昔のままの作り方だからなのか。 現在の農業技術では再現できないのか。
これはかなり奥が深い物語になるので、機会を改めてまとめて報告したい。

◆文化資産
この数十年で失われ、忘れられた大切なものが、ハサ掛け米作りにはある。
他のお米とは別の次元のお米である。
ハサ掛け米作りは、貴重な『農業文化資産』であり、これを絶滅させてはならないと強く思う。

→ 当サイトでは、ハサ掛け(他の地区)を写真で紹介しています。(blog紀行:10/10)

2007年11月19日

お米2007 ~ おいしさ論

◆個人的なおいしさの味覚
おいしい米とはどんな味?。
当然、個人差がある。
世の中の評価より、食べる人が実感する味覚が一番。

私の場合、50年前に新発田で食べた米の味が原点である。
田植えも稲刈りも脱穀・精米も手作業で、稲はハサ掛けで干していた。
農薬も使わず、有機肥料栽培であった。

◆「もちもち感」と「ぷちぷち感」
現在、おいしいコシヒカリの味覚のキーワードは「もちもち感」。
一方、わが求める味覚は「ぷちぷち感」。
柔らかな粘りを感じるのが「もちもち感」、一粒一粒を噛みしめるるのが「ぷちぷち感」。

昔は、米が文字通りに主食で、おかずは添え物であった。
とにかくご飯をおいしく腹いっぱい食べる、という食事スタイル。
お米の味と食べごたえが命で、「ぷちぷち感」のあるおいしさが求められた。

食事は洋風化し、食材も多彩になってきた。
むしろおかずが主役で、ご飯は添え物になった。
レストランなどのメニューでも、「ライス付き」と表示される。

現在のお米は、そうした流れに沿って変化(進化)してきた。
コシヒカリも登場し、高い評価で食卓に受け入れられた。
食感や味覚も、洋風の食事にマッチするようになった。

動物性の油っぽい食材を引き立てる米の味は、ややあっさりした「もちもち感」。
現在の食事では、一般に柔らかく、食べやすく、歯ごたえの軽いものが歓迎される。
マスコミの影響も大きいと思うが、「標準的」なコシヒカリの味が「標準」になった。

◆ぷちぷち米を求める
勝負はついて、「ぷちぷち」米は衰退し、「もちもち」米が栄えている。
しかし、異議あり!! 
もちもち一辺倒は、貴重な「米文化の多様性」を否定するものだ。

ご飯だけでおいしくて、おかずの方をご飯にあわせたくなる、そんな米はないものか。
求めよ、さらば与えられん。
この3年半の新発田紀行は、郷愁の「ぷちぷち」米を探す旅でもあったのです。

2007年11月18日

お米2007 ~ いよいよ

11月初め、新発田で今年の新米を手配してきた。
ハサ掛けのお米と農家の自家用有機栽培米が、先週届いた。
加えて、近所のスーパーで新潟県中越産の特別栽培米の新米を購入した。

それぞれを炊いてみた。
新米なので、水加減など炊き方の要領を掴むのに何回かの試行錯誤。
2カップずつ炊飯器(ごく普通の)で炊いては食べる。

ようやく味わいながら食べられるようになってきた。
比べるのではなく、それぞれの特徴を賞味するつもりである。。
おいしい米を求めて、「お米2007」シリーズを数回綴ることとしたい。

「食」のテーマながら、米作りに深く関わるので「blog米作り」に掲載していきます。

2007年11月09日

晩秋の野菜畑

西名柄のHさんの畑。
晩秋の野菜がまもなく収穫を迎える。
カブ、キャベツ、ブロッコリ、ハクサイ、カリフラワ。

写真ギャラリー

野菜の写真は難しい。
花や果物みたいに目立つようには実ってくれない。
それでもカブ以外は、食べる部分をそれおzれに撮れた。■