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お米2007 ~ 農家の自家用コシヒカリを食す

◆なぜ自家用か
農家はなぜ自家用のお米を作るのか。
より安全でよりおいしい米を食べたいからである。
JAの基準で作り、JAを通して販売される米とは異なる米を作っている。

◆有機肥料で作る
自家用では有機肥料を使う。
田んぼの土が劣化しないことが最大の理由。
米が千年以上も連作できていのは、有機栽培によるところが大きい。

化学肥料は、品質が一定で、より低価格で、使いやすい。
しかし、化学肥料ではどうしても土が劣化する。
環境にも優しい。

◆炊き方
新米は水分が多く含まれているので、水加減が難しく、数回の試行錯誤。。
今回のお米は、炊飯器の標準の8割の水で、炊き上がりまでを2時間にセット。
わが好みのご飯が炊けるようになった。

◆ぷちぷち感と甘味
このお米の味は優しく、柔らかな「ぷちぷち感」がある。
味の優しさは有機肥料の特徴のようで、野菜でも同じであった。
噛むと甘味があって、ご飯のうま味を実感できるのがうれしい。

◆市場には出て来ない
このお米を食べるには、農家から余剰分を直接譲っていただくしかない。
このことを掘り下げると、米作りの現状と問題点が浮き彫りになってくる。
味を楽しみながらも、苦い思いがよぎる今日この頃の心境であります。