お米2007~新潟産特別栽培米を食す
◆市販の新潟産「特別栽培米」
スーパーで新潟産「特別栽培米」2Kgを買ってきた。
もちろんコシヒカリで、店頭価格は 1,280円也。
ふつうの新潟産コシヒカリより、約2割高い。
◆しっかりした味
新米なので、2カップの米を標準の8割の水加減で炊いた。
「ぷちぷち感」も甘味もあり、しっかりした味でおいしさ合格。
米の質は前3種にやや及ばない。
◆特別栽培米とは
化学合成農薬と化学肥料を共に、慣行栽培の50%以下に減らす栽培方法を『特別栽培』という。
農林水産省のガイドラインに沿って、農産物ごとに基準が定められている。
基準がきびしすぎて普及しない『有機栽培』に比べ、店頭にも並ぶ。
◆お米の味レベル
この「特別栽培米」が、おいしい米の合格ラインと思う。
実は、「新潟産コシヒカリ100%」を、昨年も今年も買って食べてみた。
その結果、「評価に値しない味」であった。
「新潟産コシヒカリ100%」といえば、うまい米の代名詞である。
しかし、価格を抑えれば、品質の劣る米をブレンドする。
味が落ちて、米全体のイメージが低下してしまう。
消費者は安さにひかれて、それなりの味の米を食べ、やがて米から離れていく。
せめて、この「特別栽培米」レベルの味の米を食べさせなくてはならない。
個人の好みもあるが、現在流通している大半の米が、合格味といえないように思う。
◆これから
米にもグルメ志向が必要であり、それに値する米はある。
ただし、そういう米を生産・流通させるには、既存の農業構造では不可能に近いことが分かった。
解決法は、消費者と米作農家が相互理解を深め、協力することある。(次回以降に続く)
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