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お米2007 ~ 食後の感想2

◆ぷちぷち
米に対する我が思いは、幼少時に食べた「ぷちぷち」の食感にある。
コシヒカリではない、ハサ掛けの米であった。
今時のコシヒカリは、柔らかな粘りのある「もちもち」が特徴だ。

しかし、今回食べたハサ掛け米も、コシヒカリの市販の苗を育てたもの。
同じコシヒカリでも、育て方で相当な違いが出る。
実はその多様性が、案外と一般には理解されていない。

◆メシが主役
我がこだわりの「ぷちぷち」米は、メシであり主役である。
炊き上がりをほぐすとき、ついひと口つまみ食いしてしまう。
納豆、梅干し、しらす、イカ刺し、もろキュウ、シジミのみそ汁などなど。

昔の日本の「おかず」で食べたくなる。 もちろんおにぎりは最高。
メシのうまさが主役なのだ。
ビフテキ、カレー、天ぷら、カニすき、トンカツ、マーボ豆腐などは思い浮かばない。

◆米は野菜の一種
そう言った大学教授がいる。
主役は惣菜で、米もその一種だ。 もはやメシではない。
今時のコシヒカリは、そういう立場にあわせて「もちもち」になっている。

◆米のメシを楽しむ
「ぷちぷち」のハサ掛け米のメシを月に3~4回は食べる生活をしたい。
それをなるべく他の同好の人達にも楽しんでもらいたい。
しかし、そのためには政府の進める農政改革とは正反対の米作りが必要なのである。(続く)