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米作りを考える1 ~ ハサ掛け米との再会

◆おいしさのルーツはハサ掛け米
ハサ掛け米に再会できたことは、幸運という外はない。
ハサ掛け仙人への縁をつないでくれた親戚及びそのまた親戚の方々に深く感謝。
ハサ掛け米が我がおいしい米のルーツである。

現実にハサ掛け米に再会できたことは、今後の米作り考の基点になる。
現実にハサ掛け米が生産できる、食べるチャンスがある!!
まだ間に合うことを確認できたのである。

ハサ掛け米は、風前の灯、絶滅の危機にある。
何とか絶やさずに残したい。
この味が日本の米のおいしさのルーツなのだから。

◆現代のおいしい米(コシヒカリ)
魚沼産米は、スーパーで買ったものであるが、確かにとてもおいしい。
ハサ掛け米と同じく、伝統的な米の味だ。(ぷちぷち感)
一般的に生産・販売される米は、いわば現代の味だ。(柔らかいもちもち感)

新発田の農家の自家用米は、中間の味と思う。(ぷちぷち&もちもち)
現代の食事に合わせた味であるが、伝統的な有機肥料栽培だ。
都会の消費者が日常的に食べるには、この味が適していると思う。

一般的な米は、柔らかいもちもち感と述べたが、低価格米は柔らか過ぎる。
個人的な意見では、柔らかな米を食べていると、脳もしまりがなくなる。。
噛みしめて、米を味わうべきである。

◆米を楽しむ米グルメ
心ある消費者には、農家の自家用レベルの米を食べて欲しい。。
そして、時々ハサ掛け米を食べる。
また、別の味のおいしい米を食べてみるのもいい。

同じコシヒカリでも、産地、栽培法、農家によって、味はいろいろだ。
そのことを知れば、味のバリエーションを楽しむことができる。
惣菜に合わせて米を選び、米に合わせて惣菜を選ぶ、となればもう「米グルメ」の境地だ。

◆米グルメ実現のために
とは、いうものの現実には、そうした米は一般には購入できない。
米グルメを実現するには、米作りの多くの問題を克服しなければならない。
できるか。 できると確信するが、もちろん独力では無理だ。

同じ志の同志を募ってプログラムを立ち上げ、農家と協力すれば実現できる。
消費者が待っていてはダメだ。
「おいしい米が食べたい」と断固として立ち上がることだ。

当サイトは、お節介にも無謀にも、その提案をしていこうとしている。
そのための準備として、米作りに関わる問題を多面的に考えていく。
まずは次回は、農業効率化政策を批判的に検討してみたい。