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2009年05月27日

早苗田の風景 ~ 西名柄

◆愛する田園風景
田植え後の西名柄で、加治川の桜並木を背景に写真を撮る。
毎年恒例の楽しみだ。
今年の一枚はコレ。

桜の葉がまだボリュームがなくて、幹や枝ぶりと葉が織りなす緑のシルエット。
土手の緑の草はもう初夏の勢いで伸びている。
田んぼの水面に映る緑の並木は、植えたばかりの早苗の緑に重なる。

空はやや霞んでいる。
その空を横切る土手の直線の上に、青い山の稜線が見え隠れしている。
櫛形山脈の南端の小さな山々だ。

撮ったというより「撮れた」という風景。
撮影直後のカメラの液晶モニタでは実感できなかった。
愛する田園風景のうれしいワンショットであった。

2009年05月26日

親子三代の田植え風景 ~ 西名柄

◆田んぼに子供達
5月4日、 西名柄のHさんの田植えは、にぎやかだった。
Hさん夫妻に息子さん一家5人、連休で里帰りの娘さんとお子さ2人。
つまり、大人5人に子供5人の総勢10人。

田んぼにこんな大家族が集うのは、もうほとんど見られないと思う。
Hさんの人柄によるものであろう。
すばらしいご家族だ。

◆ひたむきなお手伝いに感動
子供達は、U字溝の用水路で遊んだり、交代で田植え機に乗せてもらったり。
ときにけんかをしたり、でも仲良く遊んでいる。
中で一人、わき目もふらずに、ずっと苗箱の底板を洗っている子がいる。

内孫の長男・R君だ。
田植え機に苗を移した苗箱の底には、稲の根がくっついている。
それをローラーの付いた装置で洗い流して、来年に備える。

R君はその作業をこなしている。底板は次々と積まれて、40~50枚は出てくる。
激しく板を上下させて洗い、返してまた洗う。仕上がりを確認して、次の板へ。
すっかり一人前で、最後までやり通した。エライ!

彼は、一昨年、播種作業でベルトコンベアのコンテナに土を補給する作業をしていた。
そのときは、作業用のエプロンに鉢巻の凛々しい姿であった。(ビデオがある)
子供が祖父母や両親の作業を手伝える農業はすばらしい。

◆農業は・・・
R君が将来、農業者を目指すかどうかは分からない。
しかし、夢を持って職業として選べる農業でなくては、どうしようもない。
頭と口先だけの政治家、官僚、学者、大企業経営者等の政策では、どうしようもない。

(農業再生は、まず農業の現場を見て、率直に感動することから考えるべきだ)