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ハサ掛け米が届いた!

◆ハサ掛け米が届いた
先週木曜の朝、親戚から電話があった。
「仙人の娘さんが米を届けてくれたがね」
エッ、マサカ、ホント?

去年の米は、譲ってもらい損ねていた。
今の季節だと備蓄米を回してくれたのかもしれない。
金曜の夜、郵パックで米袋到着。玄米30キロ。

◆精米、炊飯
土曜、ヨドバシカメラで精米器を購入。タイガー魔法瓶製で24,800円。
何せ、初めてなので、取・説を読んで、まず、4合を7分づきで精米した。
うまく精米できたようなので、3合を研いで、炊飯器にセット。

ここで、水加減を失敗。
一昨年のハサ掛け米では、炊飯器の水量目盛の七掛けにしていた。
それを八掛けにしてしまったので、やや軟らかく炊けた。

◆ハサ掛け米の実力に感銘
このところ、いろいろな米をスーパーで買って、食べ比べている。
コシヒカリ、アキタコマチ、北海道産のナナツボシ。
しかし、どれも炊飯二日後には味がヘタる。

軟らかく炊くと水っぽくなり、硬く炊くとカチカチになる。
曲げわっぱのおひつでもダメで、結局、炊いたら食べ切るしかない。
つまり、米に締まりがない。コクがない。気品(米としての自尊心)がない。

 ◇ ◇ ◇

ハサ掛け米は、今回軟らか過ぎたので本来の味は出せなかった。
なのに、おひつに入れて二日目、レンジで暖めると、軟らかいなりに良い味が出た。
そして三日目でも、しっかりと自らの味を出す。味がぶれない!!!

ハサ掛け米には、米の力が宿っているようだ。
一般の米は、腰が弱い。持続するパワーがない。
伝統農法による野性的な米と、現代農法によるひ弱な米の画然とした差が見えてくる。

◆今度こそは
水加減を硬めに設定して、プチプチのご飯を炊こう。
飯粒を噛み締めて、その旨みを十分に味わうのである。
フニャフニャの腰ぬけご飯には、サヨナラだ。■