分づき米と家庭用精米器
◆玄米を精米する
ハサ掛け米は玄米でいただいた。
そこで、精米器を買うことにして調べてみた。
精米には、分づき米と白米がある。
分づき米(ぶづきまい)とは、玄米を精米する度合いを表わしている。
・玄米 → 3分づき → 5分づき → 7分づき → 白米
となる。それぞれは次のように精米される。
◇3分づき米:果皮のすべてと種皮の一部を除いたもの。
◇5分づき米:種皮を半分程度まで除いたもの。 胚芽(はいが)は残っている。
◇7分づき米:種皮を除き、糊粉層の一部まで除いたもの。胚芽は少し失われている。
◇白 米:胚乳部分のみを残して精米したもの。
もうひとつ胚芽米というのがある。
◇胚 芽 米:胚芽を残して精米したもの。 糊粉層の一部も残る。
「胚芽米」は、特殊な精米機と精米技術を必要としている。
かつ、商品として販売するには、検定機関の認証を受ける必要があるそうだ。
しかも、一部の品種以外はまだ難しいらしい。
玄米→白米で、どんどん栄養分(特にミネラル)が失われていく。
ヌカとして捨てられている。
習慣で食べていた白米は、米のカスみたいだ、と気付かされた。
◆家庭用精米器を使う
農家から直接米を譲ってもらう場合は玄米がいい。
農家の手間もかからないし、長く保存もOK。
で、家庭用の精米器を買った。(7/5)
タイガー魔法瓶製の「RSE-A100」(5合用)で、24,800円。
3・5・7分づきと白米、それに胚芽米、無洗米のコースがある。
主に、7分づき米と白米に精米しているが、手軽で使い勝手はいい。
◆お米屋さんの精米
家庭用で満足しているが、お米屋さんのHPをいくつか見て圧倒された。
商売=プロの精米は、まるでレベルが違う。
精米はお米屋さんの「売り」で、お米の味はこれで決まる。
・米の品種、品質、乾燥度、精米時の天候などで、やり方を調整する。
・同じ米を数回精米機にかけることもある。(米の温度を上げないため)
・精米後、砕けた米をフルイで落とす。
・ハイテク機で、色の悪い米粒をはじき出す。
・胚芽米は、技術と手間を傾けて精米する。(米粒を磨き上げるイメージ)
などなど。う~ん。
◆シコシコ楽しむ
ま、お米屋さんにはとても及ばないが、マイペースの精米を楽しんでいる。
7分づき米に、玄米をスプーンで加えるといった変化技もやってみた。
玄米の粒に当たって、それを噛む感触はなかなかにいい。■