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実りの秋:古代米のミニ・ハサ掛け

◆趣味の古代米作り
西名柄のHさんは、古代米の一種である黒米(紫黒米)を作っている。
作付けはわずかで、趣味の産物。
少な過ぎるので、コンバインではなく、手で刈る。

乾燥は天日干しで、ビニールハウスのフレームに掛ける。
いわば、ミニ・ハサ掛けで、秋の薄日を受けている。
このあと、「千ばこき」という道具でもみをそぎ落とす。

もみをJAのカントリーエレベータに持込み、検査用の籾摺り機で玄米にする。
特殊な米なので、籾摺り機を2回通す。
なかなかに工夫されたやり方だ。(拍手~)

◆古代米を食べる
古代米は、弥生時代に栽培されていた赤米や黒米の仲間で、もち米系である。
紫黒米は、見かけは黒いが、白米にごく少量を混ぜて炊くと、小豆赤飯のような色合いになる。
雑穀飯にしたり、寿司飯に色をつけたり、炊き込みご飯の地色を付けたり、などで利用できる。

◆出会いの不思議
3年前の田植えの時に、田んぼでHさんに出会った。
そのHさんが古代米を作っていた。
今年は稲刈りの予定日朝に雨が降り、畑の方に行ったら古代米のハサ掛けに出会った。