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米仙人:稲刈り作業

◆ハサ掛け用の稲刈り
稲をハサ掛け用に刈るには、コンバインを使わない。
それでは脱穀(穂から籾をそぎ落とす)されてしまう。
よって、仙人はバインダーを使う。

バインダーは以前はふつうに稲刈りに使われていた機械。
自走式の小型エンジン付きで、後ろからハンドルで走行を操作する。
稲を左周りに、一条ずつ刈っていく。

◆仙人の稲刈り
まず、田んぼの隅の稲を鎌で手刈りする。
バインダーを田んぼに入れる空間を作るため。(コンバインでも同様)
仙人の作業は実に手早く、サッサッサッと刈り終える。 撮影する間もなし。

バインダーは、一条で5~6株位を刈ると、ビニール紐で縛って、田んぼに放り出す。
つぎつぎと稲束が田んぼに並んでいく。
単調ながら、緊張感のある力仕事が続く。

仙人は粛々として、無駄のない動作で、途中で休むこともない。
娘さんが稲束を、ところどころに山積みにまとめている。 陽射しがかなり強い。

小さな田んぼではあるが、30分程で一気に刈り終えた。(87歳!)

(写真は、9月27日に撮影)