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米仙人の手植え2010

◆天候不順で手植えも遅れる
米仙人の手植えも、今年は低温の影響で遅れた。
ようやく、5/19-20 の予定が決まり、新発田へ出かけた。
昨年は、5/6-7 であった。

◆今年の手植え(5/19)
仙人と娘さんで3年目、親戚の奥さんが加わって2年目。
和気あいあいながら、真剣な作業が進む。
天気はやや曇りで、田植え日和。

手植えの速度も上がっているようだ。
娘さんの頑張りが効いている。
先輩である親戚の奥さんに着いて行こうと、すごいがんばり。

仙人は、あいかわらず、多様な作業を隙無く進める。
田植枠を転がし、手植えに参加し、向こうのあぜに一輪車で補充用の苗を運ぶ。
田んぼの水の調節をし、作業状況を眺めては次の作業を読んでいる。

◆米仙人のことば
一息いれている仙人がおっしゃった。
「重労働ですがね。やれと言われたらできませんわ。
米を作るのが楽しみだから、この年まで続けてますわね」

◆所感
ウグイスのさえずり、蛙の鳴き声、水の音。緩やかに淡々と続く手植え。
写真、ビデオ、文章の表現を越えている。
現地では淡々と撮影し、今は淡々と文章を綴るのみである。

あの風景はいったい何であるのか。昔の田植えの継承か。
いや、それとは異なる次元の風景に思えてならない。
仙人郷、桃源郷、理想郷、日本人の心の故郷、などなど。