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米仙人の手植え2011~ビデオ編

◆手植えに思う
農村の原風景といえる手植えの作業。
田植えの機械化は、ほんの50年ほど前からだ。
それまで、千年以上も手植えが続けられていた。

そこには、機械化で失われた日本人の心の世界がある。
現代社会が忘れてしまった<和>の風景がある。
のどかな自然の中の作業に、凛とした厳しさが漂う。

田植えは、米作りのキーポイントだ。
ここで秋の実りの程度が決まる。
農家にとっては、生活にかかわる真剣勝負の作業なのである。

◆手植えの風景
今年は、新助っ人も加わり、3人で植えた。
この人たちは、手当てを貰うわけでもなく、全く自主参加だ。
仙人の娘さんは当然かもしれないが、それでも普通じゃない。

誰もが楽しみながら作業を続けるが、ボランティアでもない。
手植えでは一株一株に手抜きは許されない。
緊張感とゆとりの織り成す<和>の桃源郷。

◆ビデオ撮影(5/23)
写真と異なり、ビデオはこの風景をリアルに記録できる。
撮影のための演出はしないので、不十分なところはある。
それだけに、かなり、ありのままの映像になっていると思う。

実は、ハイビジョンで撮影しておきたい。
で、秋までに新しいビデオ機を用意する予定だ。
ハサ掛けは、より質の高い映像で記録できると思う。