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2012年09月23日

米仙人のハサ掛け~2012

◆米仙人のハサ掛けはどうなるか?
米仙人(90)は既に引退を宣言している。
今年の稲刈りはどうなるのか?
で、確認のため、直接仙人宅を訪れた。(9/19)

◆ハサは準備されていた!
親戚の車で仙人宅に着くと、なんと、ハサが立てられていた!

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仙人は、いたって元気で「娘が立てた」という。
娘さんがハサ掛けをやる気なので、仙人が指導して作業したのだそうだ。

◆稲は手で刈る
実は、稲刈り用のバインダが壊れてしまった。
部品を探してもらっているが、古い機械なので多分ダメだ。
娘さんは「手で刈る」ことにしている。(雨が上がったら)

◆歴史を遡る
仙人は、小型の田植え機とバインダとハサ掛けで30数年間、米を作ってきた。
数年前、田植え機が壊れたので『手植え』の田植えに戻った。
今年は、バインダが壊れたので『手刈り』の稲刈りに戻る。

◆『伝統的米作り』の理想郷
仙人父子のこのエネルギーは、並大抵ではない生命力から湧き出るものだ。
図らずも実現される『伝統的米作り』の田んぼは、我が理想郷そのものである。
ここの田んぼを継続・発展させるよう尽力せねば…。

2012年09月22日

西名柄の稲刈り~2012

◆Hさんの引退の稲刈り
西名柄のHさん(75)が今年の稲刈りで引退する。
その稲刈り(9/18)の撮影に、新発田へ出かけた。
当地は台風の影響のフェーン現象で酷暑に見舞われていた。

◆いつもの田んぼの稲刈り風景
自転車で田んぼへ到着すると、Hさん夫婦は作業の真っ最中。
いつも撮影するポイントの田んぼを刈り始めたところだった。
早速、刈終わっている手前の田んぼへ入って、カメラとビデオで撮影を開始。

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◆真剣な眼差し
コンバインを操縦するHさんの、真剣な眼差しに改めて気付く。
いささかもスキのないその姿は、とても引退する75歳の高齢者には見えない。
むしろ、炎天下で無心に作業にいそしむ農業者(百姓)の姿であった。

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◆夫婦の共同作業
日本の米作りは、機械化が進んだ結果、夫婦の二人三脚の共同作業となった。
稲刈りでは、ご主人がコンバインで刈り、脱穀した籾を奥さんが軽トラで集荷場へ運ぶ。
息の合った夫婦の効率的な作業システムができているのである。

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◆感謝のことば
Hさんとの出会いは、2006年、通りかかった農道で田植えをしているところであった。
以来、田植えと稲刈りを中心にいろいろな作業を見せていただき、お話も聴かせてもらえた。
快く迎え続けてくれたHさん夫妻に、深く感謝の意を捧げたい。そして、ご苦労様でした。