笹だんご(2) 家庭作り編
6月初めの土日は、月遅れの節句。
最近は少なくなったといわれるが、笹だんごを作る家庭がまだある。
先のくるくる紀行では、2軒で家庭作りの味を楽しませていただいた。
小豆は、自宅の畑で栽培したのをあんこに煮る。
ヨモギは、あそこで柔らかい芽を摘んで干したもの。
笹は、こっちの山で採ってきた。
米作り農家のお宅では、だんごの粉も自家栽培のお米から。
無農薬だの、有機栽培だの、全く無用。
こんな概念や言葉が必要なのは、「虚」の世界の悲しい理性。
茹でたての笹だんごがテーブルに盛られた!
奥さんがあんこだらけの手で、挨拶に出てこられた。
さめた方が食べやすいけど、アツアツをフウフウするのもいいものだ。
一方のお宅は、粒あん。
他方のお宅は、こしあん。
それぞれに格別の味の笹だんごを賞味、極楽、極楽。
実は、2軒ともに、もう一押しあり。
笹の三角ちまき登場!
餅米を三角に笹で包んで茹でたもの。
きなこに砂糖を混ぜて、ちまきにまぶす。
う~ん、このモチモチ感。
ツルッとしたのど越し。
ごちそうさまでした。
季節の味、里の味を満喫させていただきました。
もう、早苗の伸びる6月ですね。■