幻の黄金シャリを求めて
銀シャリではなく、黄金(きん)シャリである
ご飯粒が黄金色で、噛むとはね返すような弾力があり
少しモチッとしていて、ほのかに甘い
50年前に食べたことのある、究極のうまいご飯
今でも食べられるだろうか?
新発田で見つけられるだろうか?
当時、既に大人だった従兄弟によれば
確かにそういうご飯があった、という
今は無理だな、とも
あったというなら、探しようもある
何軒かの農家のお話を聞きながら
じわじわと歩をすすめた
実は、「黄金シャリ」再現にはいくつかの必要条件がある
それらがそろわないと食べられない
農家の方々の協力と「運」があれば、今年中に報告できるかも
昔はちょっとした折りに、たいていの農家で食べていたようだ
そんな「黄金シャリ」が、農村でも忘れられているらしい
食べた人が健在な中に、なんとかしたいと思う■