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くるくる新発田:駄菓子作りに見とれる

4月16日(月)午前、「丸庄製菓」を訪問。
きのう、城址公園で顔をあわせて、さっそくの今日。
お菓子を作っているところを見たかったのです。

戸を開けて覗くと、数人でお菓子作りの真っ最中。
「どうぞ」といわれて、中へ入る。
お忙しいところ、コーヒーを入れていただく。

しばらく作業を見せていただくことにして、ちょっと離れて立つ。
コーヒーカップを片手に、そのまま見とれてしまう。
作業台の上では、たぶん、「あん玉」を作っている。

ご主人が大きなあんこの塊を切り分けて、手で転がして細長い丸い棒状にする。
5、6本ずつを次の人が、包丁で小口切りにしている。
次の人達が、粉をまぶしながら手のひらでころころと丸めている。

黙々とひたすらに、よどみなく作業が進む。
力を加減して、しっかりと形を作っていく、心が込められた丁寧な作業。
『あの味は、この作業あればこそ』との思い。

ラジカセの音が流れ、飾り気のない作業場。
大きなカップのコーヒーがいつのまにか残りわずか。
時空を越えた不思議な体験。

ちょうど電話が鳴って、そのあとお礼を述べて退出。
こんど改めてお菓子作りのお話を伺うこととさせていただいた。
また、新発田の楽しみが増えました。

【ここで一首】
   <黙々と 手と手が織りなす 菓子作り 技と心の ぬくもりの味>