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2007年06月13日

くるくる:ハッカ糖作り見学

6月4日午前、丸庄製菓に立ち寄ると、ハッカ糖を作っていた!
ハッカ糖とは、三角の砂糖菓子で、ハッカ味がする。
なつかしい手作りの駄菓子である。

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丸庄製菓は、多品種少量生産の駄菓子メーカーで、新発田市諏訪町にある。
ハッカ糖、ニッキ糖、醤油アメなどは、わがお気に入りの味。
添加物もゼロで、「駄菓子」というより「純菓子」と呼びたい。

これらをどういう風に手で作るのか、知りたいと思っていた。
一番知りたかった三角ハッカ糖作りの最中に巡り会えた。
さっそくご了解を得て、ちょっと離れて見学させていただいた。

◆三角ハッカ糖作りの手順◆
①砂糖と水飴を大鍋に入れて煮る。
②大きな木べらでゆっくりとかき混ぜながら、ころ合いを計る。
③鍋を火からおろし、作業台の脇に運ぶ。
④ハッカの液をビンから注いで加え、すりこぎ状の棒でゆっくりとていねいにかき混ぜる。
⑤ハッカの香りが漂う。何回かハッカを加えて、かき混ぜている間にだんだん冷めてくる。
⑥作業台に大きな長方形の底板を置き、四辺に外枠を置きジャンボクリップで留める。
⑦鍋からハッカ糖の液を型枠に流し込む。送風機の風をあてる。
⑧型枠の中を平らにならす。
⑨天板をのせ、全体を裏返しにする。
⑩上になった底板をはずし、隅の部分などを整える。
⑪底板を戻して、裏返して天板をはずし、周囲のはみ出しなどを削りとって、外枠もはずす。
⑫底板に乗せたまま、隣の作業台へ移す。
⑬約3cm角で長さ1m位の四角い棒を定規にして、ハッカ糖の板に包丁で刻みをつけていく。
⑭左端に棒の定規をあて、縦に刻みをつけ、棒を四分の一回転して、次の刻みをつける。
⑮縦と横の刻みをつけると、ハッカ糖は正方形のマス目に刻まれる。
⑯ついで、右上から左下方向の対角線の刻みをつける。これで、三角の原型ができる。
⑰底板の右端で、刻みのついた大きなハッカ糖の板を、だんだんと縦に割り横に割っていく。
⑱正方形が縦に6個位の細長い板になると、親方の作業は終り。
⑲仕上げ係が、この板を刻みに沿って、斜め横、斜め横と手で割っていく。
⑳完全に固まれば、三角のハッカ糖のできあがり。

作業は、約30分で一巡する。
年季の入った手さばきで作られる菓子には、職人の心がこもっている。
できあがったハッカ糖からは、ぬくもりが立ち上っているように見えた。

【お断り】
食品の製造現場なので、写真とビデオの撮影は自主規制。
いずれ、公開を前提にしたデモの場面等を撮影し、紹介させていただくつもりです。■

2007年06月07日

笹だんごと三角ちまき

これは、Hさんの奥さんの笹だんご。
すげは、だんごの両端で結ばれています。
中は、こしあんです。

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こちらは、親戚の奥さんの笹だんご。
すげは、だんごの両端と中央を結んでいます。
中は、つぶあんです。

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この三角ちまきは、Hさん宅のもの。
ちまきは、どこの家庭でもほとんど同じです。
笹だんごより好きという人もいます。

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笹は近くの山で採り、ヨモギは近くの川の土手などで摘みます。すげは買います。
お米はもちろん地元産。小豆を畑で作るお宅もあります。
家庭で作る笹だんごと三角ちまきは、まさにその土地の旬の味なのです。■

2007年06月06日

くるくる新発田:笹だんご作り

6月3日(日)は新発田の農村部では、月遅れの端午の節句。
昔ながらに、笹だんごとちまきを作る家庭があります。
西名柄のHさん宅でも、奥さんが笹だんご作りをしています。

あらかじめ、ビデオで撮影させていただくことにしておいたので、お伺いしました。
すばらしい熟練の技を撮影できました。
しかもできたての笹だんごとちまきのご馳走にもあずかりました。

ビデオ・ギャラリー


この時期、当地では、田植えが終りホッとしたところです。
また、新鮮な笹の葉やよもぎが、ちょうど使い頃なのです。
月遅れの行事が、旬の季節と農作業の繁簡に折り合っているのです。

【ここで一首】
  <熟練の 技で巻く笹 締める菅(すげ) 笹だんごに込める 旬の味家の味>