« りんごは「紅玉」 | メイン | ハヤシライス・2 »

鯛めし ~ 法善寺横丁・銀家

◆銀家
法善寺横丁をぶらついた。(11/26夜)
ふと目にとまったお店の看板に『鯛めしの銀家』とある。
よっしゃ、ここにしようと小さなビルの2階へ上がる。

カウンターに座り、初回なのでマスタに料理の相談をする。
ぜひ『鯛めし』を食べたいという一心を伝える。
付き出しは小さなコンロの炭火焼で、イカが柔らかく美味。 アナゴも。

◆お造り
『鯛めし』は炊き上がるまでに40分位かかる。
それを待ちながら、おまかせでお造りを一人前。
マグロ、ヒラメ、ウニなど、など。

中で、気になる一味違う白身の魚。
名をたずねると「ヤガラ」という。
「ヤガラ」は、にょろりと長い魚で、あまり獲れないが、珍味(=うまい)な高級魚。

姿形の特徴は、口が管状で長~く、頭部が全長の約四分の一を占める。
(ヨウジウオ目ヤガラ科に属するそうな。 生物学的な正式名である) 
味の表現は難しい、とにかくコクがあるのにあっさりとしてうまい!

◆鯛めし
さて、鯛めしである。
土鍋で、鯛の切り身をのせて炊き込みご飯を炊く。
鯛の身をほぐして混ぜ合わせると『鯛めし』となる。

それだけなのに、銀家の『鯛めし』はすこぶる美味で美味。
ひたすら口に運び続ける。
看板料理とはこういうものなのか。

◆ごちそうさま
生ビールと冷酒も飲んで、十二分に満足。
お勘定も、けっこうサービスしていただいて、感謝の金額。
美味料理のあと味を反芻しながら、おみやげの「鯛みそ」を手に、お店を後にした。