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函館:菊泉の「とうふ白玉ぜんざい」

◆とうふ白玉ぜんざい
つるっとした白玉とコクのある小豆あんのぜんざい。
これはもうワザ物だ。
「どうだ」というマスタの心意気が伝わる味だ。

◆特製のとうふ白玉
「とうふ白玉」をネットで調べると、絹ごし豆腐に白玉粉を混ぜて作るのが普通。
茶房・菊泉製はそこが違う。
豆腐の水を切り、さらに布でくるんで軽く絞り、それと白玉粉を混ぜる。

水ではなく豆腐を使うのは、白玉のエグミをなくすため。
小粒のとうふ白玉は、滑らかで弾力がある。
初めてお目にかかった。

◆自家製の小豆あん
こだわり小豆のつぶしあんは、コクがありボリューム十分。
控えめな甘味が、小豆の味を引き立てている。
そこらの汁粉・ぜんざいとは、格が違う。

 ◇ ◇ ◇

◆汁粉とぜんざい
「汁粉」には、こしあん、つぶしあん、つぶあんの3種類がある。
このうち、つぶしあん、つぶあんのものを、関西で「ぜんざい」という。
ぜんざい用の小豆は、皮が柔らかくなくてはならない。

【ここで一首】
 <白玉は とうふによりて 作るもの こだわり小豆 菊泉のぜんざい>