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おひつ:おいしい炊飯生活

◆ハイテク炊飯器情報
おひつを使い始めて1ヶ月になる。
そんな折に、日経新聞(3/29朝刊)が、炊飯器の比較記事を掲載した。
これがナカナカおもしろい。

◆各社各様(要約して転載)

<圧力タイプ>
ZM社:沸騰する前から加圧するので、米の甘味・うま味が十分引き出される。
    圧力は七段階の設定で好みや用途で炊き分けることができる。
HA社:圧力で一気に炊き上げた後、高温スチームで蒸らす。
    保温中は定期的にスチームをかけ、乾燥を防ぐ。
TC社:浸し時にポンプで減圧し米の芯まで水を吸収させ、炊飯時には圧力をかける。
    保温時は内部を減圧して真空状態で黄ばみ・乾燥を防ぎ、40時間迄の保温ができる。

<釜素材タイプ>
MD社:99.99%の純度の炭素素材の釜で一気に炊き上げる。
    米の一粒一粒がしっかりと膨らみ、歯応えを楽しめる。
TM社:土鍋釜の蓄熱性で熱をじっくりと伝えて炊くので、素朴な味を楽しめる。
    保温には向かない。

◆ハイテクご苦労さま
いやはや、ハイテクもたいへんだ。
圧力をコントロールしたり、スチームをかけたり、減圧してみたり。
炭素釜にしたり、土鍋釜にしたり。(5年前に買った我が中テク炊飯器はチタン釜)

どれも、ご飯をおいしく炊くためにハイテクの粋を尽くしている。
問題は保温で、今は40時間が最長か。
余ったご飯は冷凍しておいて、食べる時に電子レンジでチンするのがお勧めのようだ。

◆おひつを使う炊飯生活
おいしいご飯は、おいしい米を炊けばよい。
おいしい米は、炊飯器の性能にはほとんど関係ない。
ハサ掛米も農家自家用米も、我が中テク炊飯器で十分おいしい。

市販の米には、ハイテク炊飯器が役立つかと思う。
米と炊飯器のどちらにコストをかけるかは考え方による。
どちらでも、おいしいご飯を食べることは幸せだ。

いずれにしても、炊いたご飯は早めにおひつに移すのがいい。
炊飯器の保温は非自然であり、ず~っと電気を消費する。
冷凍庫に入れてもず~っと電気を消費する。

おひつは消費エネルギー0で、50時間はちゃんと保湿&保存してくれる。
食べる時食べる量だけ暖めるのに、電子レンジで電気を少々使うに過ぎない。
おいしい米とおひつと中テクの炊飯器+電子レンジで十分だ。

大事にすれば、おひつは10年以上使えるし、壊れても危険はなく、可燃ゴミで処分できる。
電気製品は、製品寿命が尽きると故障したり、まれには火を噴いたりする。
廃棄は不燃ゴミになるから環境に良くないし、金属などの資源のムダ使いにもなる。

【ここで一首】
   <ハイテクも 電気も控え目 おいしさは おひつ任せの 炊飯生活

(続く)■