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ばらちらし:神楽坂 「二葉」

◆『ばらちらし』ランチ
飯田橋側から神楽坂を上って、緩やかになった辺りの細い横丁。
「二葉」寿司は、ビルの間の横丁(路地)にある。
老舗の寿司店で、『ばらちらし』は看板メニュー。

ランチタイムがあることを確認して、いそいそと出かけた。(10/29)
ランチは『ばらちらし』オンリーワンで、1,500円。
奥のレジで食券を買って、空いていたカウンターに座った。

ほどなく『ばらちらし』の丼とワカメの味噌椀が出てきた
『ばらちらし』は、寿司飯の上に味付けした具を刻んで敷き詰めてある。
えぃと箸を入れて、ひと口食べる。美味! あとは止まらない。

マグロもイカもエビもイクラも。
豊富な具の味がつぎつぎと展開する
あっという間にごちそうさま。

◆夜のの『ばらちらし』が食べたい
今回はランチだったが、ぜひ夜の部で味わいたい。
丼ではなく寿司桶になる。2,500円。
冷酒の杯を傾けながら『ばらちらし』をゆるゆると楽しむことにしよう。

◆「ばら」と「ちらし」の物語
ばら寿司とちらし寿司はどこが違うか?
食べ物の呼び名は、地方・地域によっていろいろだ。
ネットで調べて、かなりばっさりと集約してみた。

「ばら寿司」とは、味付けした具材を刻んで、寿司飯に混ぜ込んだもの。
味付けと刻みと混ぜ込みがキーワード。
刺身を刻んで混ぜることはなさそうだ。

「ちらし寿司」は、にぎり寿司の種(生が多い)を、寿司飯の上に並べたもの。
味付けなしと刻みなしと載せるがキーワード
具の刺身に醤油とわさびをつけて食べる。

「ばら」は関西風で、「ちらし」は江戸前風か。
「二葉」の『ばらちらし』は、「ばら」と「ちらし」を足して2で割ったようなもの。
種類も味も多彩な具材の盛り付けは、まさに『ばらちらし』である。