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吉野葛カフェ:奈良「佐久良」

◆町家の葛カフェ
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「佐久良」は、奈良町の町家で営む吉野葛のカフェ。
入口は店舗で、吉野葛のいろいろな商品を並べて販売している。
すれ違うのがやっと位の通路。

靴を脱いで左手の小座敷(3?)に上がる
まっすぐ次の間(3畳?)へ進む。
右手が主座敷で、左手は通りに面した染色工芸のお店になっている。

◆部屋の様子と中庭
主座敷は20畳程で 床の間があり、座卓が四つ。
テーブルの大きさがそれぞれ違うのがおもしろい。
さりげない和の空間に、ホッとする。
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障子、廊下、ガラス戸を隔てて中庭。黒い鉄の釣灯篭。
隣家との境は土塀で、晩秋の午後の陽射しに輝いている。
庭の奥は、板べりの建物で、住居部分とのこと。
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◆いただきました
ココでは、注文を受けてから、ものを作るという。
シンプルなメニューだが、どれも魅力的。
初回(12/1)は葛きり、翌日はくず餅とした。

 ◇葛きりと抹茶のセット(12/1)
ツルっとして弾力のある葛きりを黒蜜ににつけていただく。
長い葛きりが喉を流れていく。いい感触だ。
抹茶がよくあう。

 ◇くず餅と葛珈琲(12/2)
くず餅も黒蜜でいただく。
ちょうど白玉のように丸いくず餅が、ツルっと喉から落ちていく。爽快。
葛珈琲は珈琲のくず湯で、これはおもしろい。暖まる。今度作ってみよう。

◆中庭を眺めながらトイレへ
間口が狭く奥行が長い町家のトイレは、奥の方にある。
障子を開けて、中庭に面した廊下に出る。
右手に行って、突き当りの左にあるガラス戸を開ける。

板敷きの縁側の突当りの右側がトイレ。(雨のときはどうするのかな?)
ちょうどL字型に曲がるので、往復に中庭を鑑賞することができる。
トイレは最新式のウォッシュレット。

◆「佐久良」は
町家の形をそのまま残しているのがすばらしい。
葛のメニューも心づくしの味がすばらしい。
奈良美人(ココのお嬢さん?)の応対サービスも実にすばらしい。