ガラパゴスの珈琲:神楽坂「緑の豆」
◆ガラパゴスは
あのイグアナとゾウガメの進化論の島。
そのガラパゴスの島々の中央部に位置するサンタクルス島。
ここにはダーウィン研究所があるとのこと。
◆サンタクルス・ブルボン
約100年前にフランス人がブルボン種の珈琲を持込んで栽培が始まった。
ガラパゴスが世界遺産として保護されるようになって、化学肥料などは使わない。
それが『サンタクルス・ブルボン』で、希少な珈琲だ。
◆キレのよい酸味
しばらく前から「緑の豆」の床に大きな袋が置いてあって、気になっていた。
先日(3/29)寄ったとき、残り少なで、隅の壁際のビンに入れられていた。
急に、今度いつ巡り合えるかと思って100gwを買い求めた。865円。
焙煎して挽いてもらった豆の香りはすばらしい。
やや酸味のコクのある珈琲だ。(お店では<独特の酸味>と表現)
やがて冷めるとその独特の酸味がかなり強く顕われる。
ところが、酸味がすっと消える。きわめてキレがよい。
見事であり、感動的でさえある。
こんなキレ味の珈琲は他に知らない。
◆イグアナ気分
ガラパゴスのイグアナ。
岩の上で青空に向かって、尖った口を突き上げている無表情な姿。
この珈琲を飲むたび、どうもそんなイグアナを思い浮かべてしまう。
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