町の「こごみ」と田舎の「こごみ」~新発田の山菜
◆こごみ
5月2日の夜、親戚宅で山菜料理。
山菜は、奥さんが山で採ってきた。
その中に「こごみ」の天ぷらとクルミ和え。
◆こごみ談義
いただきながら、奥さんのこごみ談義を聞く。
よい子ごみが採れたので、直売所へ出した。
自信があったのに売れない。
ところが他の人のこごみは売り切れ。なんで?
調べてみて分かった。
他の人のは、並物のこごみ。
対して自分のは、上物のこごみ。
並物のこごみ(写真・左)は、一箇所で数本の芽が出ていて、採りやすい。
上物のこごみ(写真・中央と右)は、一本ずつの芽が出ていて、なかなか無い。
一般に売られているのは並物で、これがいわば「こごみ」で、東京でも然り。
写真では分かり難いが、上物には軸の部分に赤(中央)、青(右)の筋がある。
お客は、見慣れない上物ではなく、見慣れた並物を買う。
今までは、上物を採るために並物を踏んづけたりしていた! もったいない。
◆町の「こごみ」と田舎の「こごみ」
採りやすい並物のこごみは、山菜の代表として町の店頭に並ぶ。
上物は、本物を見分ける人が採る田舎でないと食べられない。
あなたの食べた「こごみ」の軸に、色は着いていましたか?。
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